K-Story 2 (ページ11)

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ジウのお葬式が終わり､部屋でジウとの写真を眺めていた。

いっぱい泣いたのに､なんでまだこんなに涙が溢れるの？

ねぇ…傍にいて。
そして笑ってよ…。

『〜♪』

JW「新曲？」

『うん。ちょっと自信作なんだ』

JW「ふーん」

突然背中に感じる大好きな温もり。

JW「俺はどこにも行かない。まっすぐAだけを見てるから」

『ありがとう……///』

ただこうして普通に笑っていられる事が幸せだった。

なのに､その時は突然やってきた。

“キキーッ！”
JW「A！！」

車のブレーキ音と同時にジウの声がしたと思ったら､繋いでいた手を引っ張られ､気付いたらちょっと先で車の下敷きになって倒れているジウがいた。

『………いやっ…ジウ！ジウ！』

あたしも腕を骨折してたけど､痛みなんて感じなくて､とにかく車の下からジウを引っ張り出そうとした。

『ジウ！ねぇ！しっかりして！ジウ！』

頭から血を流し､全く動かないジウ。

『どこにも行かないんでしょ？嫌だよ……ねぇ！ジウ！』

ジウは泣きわめいてるあたしを見て微笑んだ。

それから病院に運ばれたけど､ジウは戻ってこなかった。

あたしのせいで､ジウが死んだ。

ジウの両親､メンバー達は､Aのせいじゃないって言ってくれた。

けど､ジウの存在は大きくて､心から笑えなくなった。

ジウがいない未来なんて､色のない世界で､モノクロで冷たかった。

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