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衛さんが来たのは夜中の3時頃だった。
(人1)の怪我は大した事はなかったらしいけど、まだ意識が戻らないみたい。
衛「遅くなってごめんな。事務所の人達を説得するのに手間取って」
直也「俺のせいで色んな人に頭下げてくれたんすね…すみません…」
衛「謝るなよ。(人1)が目が覚めた時、浦田くんが傍にいた方がいいだろうし」
直也「ありがとうございます…」
記者達に見つからないように、なんとか病院に入った。
病室には、(人1)の両親と妹の美空がいた。
母「直也くん…来てくれたのね」
直也「……(人1)を守れなくてすみません!!」
俺は両親達に頭を下げた。
父「直也が気にする事ではない。だから頭を上げてくれ」
母「(人1)からいつも聞いてるわ。直也くんは、凄く大事にしてくれるって。怪我も大した事はなかったし、直也くんだって疲れてるでしょ」
父「マネージャーさんに話は聞いた。直也は何も悪くない。前に怪我をしてまで(人1)を守ってくれてる。俺達はお前を責めたりはしない」
なんて優しい両親なんだ。
俺の事を息子のように可愛がってくれるし、俺も大好きな両親だ。
その優しい言葉に、また涙が溢れた。
朝方目を覚ました(人1)。
けど、何か様子がおかしい。
母「(人1)わかる?」
『………』
父「(人1)」
美空「お姉?」
母「直也くんもいるよ」
直也「(人1)…」
『……あなた達…誰?』
その言葉に全員が言葉を失った。
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ruka(プロフ) - marikoさん» いつもコメントありがとうございます!コメントを頂けると私も嬉しいです。更新の差が激しいですが、読者の皆様に楽しんでもらえるよう頑張ります! (2017年1月11日 11時) (レス) id: 1f3398d7e7 (このIDを非表示/違反報告)
mariko - 今回のお話も面白かったです。続きが楽しみです。更新待ってます。 (2017年1月11日 1時) (レス) id: 22e2c227d7 (このIDを非表示/違反報告)
mariko - 面白かったです。一人でキュンキュンしながら見ていました。続きが楽しみです! (2016年12月28日 23時) (レス) id: 22e2c227d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ruka | 作成日時:2016年7月28日 12時