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● ページ50
「マジかよ……」
『ごめん……好きになんてなっちゃって…』
幸せを奪ってしまったうえに､そんな事まで言わせてしまった自分に腹が立ち､正面からAを抱きしめた。
「ごめんなんて言うな」
『樹……』
「俺はずっと好きだったから､こんな関係でもいいって思ってた。でも結果的にAの幸せを奪っちゃったから､謝るのは俺の方」
『そんな事ない。樹が想ってくれてる程､私いい女じゃないよ。別れたばっかりなのに樹にすがってる…』
「そんなの関係ねーよ。大事なのはお互いの気持ちじゃね？」
「俺は､Aが好き。お前は？」
『………好き』
「それだけで十分だろ」
そう言ってキスをした。
想いが通じ合ってからのキスは､一方通行のキスとは違い格別だった。
【END】
TOP SECRET / SixTONES
続く
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作者名：ruka | 作成日時：2023年10月16日 23時
