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話を聞くと､ちょっと自信を無くしてるんだろうなって思った。
『私はね､ジェシーの事凄く尊敬してるんだ』
「いや俺なんか……」
『ううん､撮影の時､ジェシーの明るさに助けられてるし､1人で番組出てるの観ても凄いなって思うし､同じメンバーとして誇りに思うし好きだなって思う』
『あっ､好きってあのっ…そういう好きじゃなくてっ……』
テンパってる私を真剣な顔で見つめてる。
冷静になれ。私。
『大丈夫。北斗に慎太郎､大我と樹､高地だって､絶っっっっ対ジェシーの事見捨てたりしない。もちろん私も。だから大丈夫』
頬を優しく撫でると､少し涙目な顔で見つめてくるから､微笑んで頷く。
『ジェシー……？』
ずっと見つめたまま喋らないジェシーに心配になると､顔が段々と近づいてきて､吸い寄せられるように唇が重なる。
すぐに離れたと思ったら､目の前には凄く焦ったジェシーがいた。
「あっ､そのっ……ごめん！………つい」
『つい？』
「あっ､いや……言ってくれた言葉が嬉しくて､女神のようで､気付いたらしてました…」
「けど､Aちゃんの事､メンバーとしてはもちろん､1人の女性としてずっと見てました……」
『え……』
ジェシーの突然の発言に､思考が停止してしまった。
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作者名：ruka | 作成日時：2023年10月16日 23時
