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全員風呂に入って暫くして､5人は帰って行った。
Aは､俺と二人きりにされて気まずいです感が半端ない。
「はい」
『ありがと…』
Aが好きな紅茶ラテを出して､隣に座る。
「落ち着いた？」
『うん…』
「そんな顔すんなって」
ポンっと頭の上に手を乗せる。
「みんなが怒るのは､Aが大好きで､心配だから」
『うん』
「全員じゃなくてもいい､6人もいるんだから､辛かったら誰かしらに助け求めなさい」
「Aが誰に助けてって言ってもすぐかけつけてくれるから」
「もちろん俺だってそう」
『ありがとう……』
「うん。あー人生で1番焦った日って断言出来るわぁー」
両手を上げ､伸びをしながらソファーにもたれかかる。
Aを見ると､迷惑をかけてしまったとでも言うような顔してる。
「あ､迷惑かけたとか思うなよ？」
変な考えをしないように言う。
「なぁ､A」
『はい』
「絶対に1人で抱え込まないって約束して」
『うん』
「もう1人で泣かないで」
『うん……』
「よろしい」
涙を流しながらも返事をするAに微笑んだ。
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作者名：ruka | 作成日時：2023年10月16日 23時
