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俺らについてもらってたマネージャーにも連絡してもらったけど連絡はつかない。
慎太郎「うぃーっす」
優吾「おはよー」
大我「……なんかあった？」
ジェシー「どうしたの？」
この後6人でYouTube撮影だったから､他のメンバーが来た。
俺らの不穏な空気を感じたのか､不思議そうな顔をする。
樹「今日撮影中止でいいよな？俺車持ってくる」
慎太郎「え？樹！？」
何も言わず出てった樹に困惑するメンバー達。
優吾「説明してもらえる？」
一連の流れを説明すると､探しに行こう！と全員が部屋から飛び出した。
優吾「待った！樹が来たら､俺と大我は一旦Aん家行こう」
慎太郎「残りは思い付くとこ探そう」
ジェシー「みんな携帯は持っててよ？すぐ連絡つくように」
「「「OK」」」
マネージャー陣が静止するのを無視して､外へ散らばる。
事務所に割と近いところに住んでる彼女。
現場もここから近かったらしいし､あいつの今の心境だったら､歩いて帰った可能性が高い。
だとしたら､そんな遠くに行ってないはず。
とりあえず居そうな場所をしらみ潰しで探すしかないと思って走り出した。
走り回っても見つからない。
家に行った高地からグループ通話が入り､家にはいないと。
ジェシーと慎太郎もまだ見つけられてないらしい。
俺も息切らしながら周りをくまなく探すけど見つからない。
気付くと雨が降ってきて､ヤバイなと思いながら､公園に入ると､遠くに雨の中傘もささず､池を眺めてる人がいた。
「いた……
直感でAだと思った俺は､公園の名前だけ伝え､走り出す。
あと少しってとこで、目の前の柵に片足をかけるから､これでもかってくらいダッシュして､抱えるようにして後ろに倒れた。
呼吸が整わず､だけどしっかりとAを抱きしめる。
何が起こったかわからないのか､ボーッと俺を見上げてきた人は､やっぱりAで。
「何やってんの」
今しようとしたであろう事に腹が立ち､冷たく言い放ってしまった。
『ほくっ……と』
俺に気付いたようで､泣きそうになっている。
「今何しようとした」
『………』
「A」
問い正したいわけじゃないのに､詰め寄ってしまう。
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作者名：ruka | 作成日時：2023年10月16日 23時
