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○ 理解者 ページ5
曲絵「どうしてその時に相談しないのよ」
A「だ、だって。もう連絡しないでって言ったし、着信拒否したから大丈夫だと…」
曲絵「でも、なんで今になって…」
まえたんは唸りながら考え込んでしまった。
自分だけで何とかすることも考えたが
一人でいる恐怖に耐えられず呼んでしまった。
A「ごめんね、まえたん」
曲絵「もう、Aのせいじゃないでしょ？何かあってからじゃ遅いんだから直ぐに呼んだのは正解よ」
A「ありがと」
昔も今も一番の良き理解者でいてくれる。
話を聞いたりそばに居てくれるだけで
とても安心できる。
曲絵「会ったりとか、した？」
A「ううん、会ってはない」
曲絵「そう…しばらくは一緒に行動しよ？あ、この機会だしお泊まり会しよーよ！」
A「え、でも…」
曲絵「でもも何も無い。私準備してきちゃってるの！夜ご飯食べた？」
A「まだ食べてない」
曲絵「よーし、なら作ってる間にお風呂入っといで」
夜ご飯なら任せなさい、って慣れたように
キッチンで材料を吟味し始めた。
本当に頭が上がらない。
A「本当にありがとう」
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作者名：うがいましろ | 作成日時：2021年10月25日 22時
