パープル・メモリー 3【Jun.M】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:14,677 hit

☆ 再び親友side ページ4

A『ごめんね、いま時間いいかな？会って話したいことがあって…』

そんな連絡を貰った時に

その事を思い出してしまった。

ショックのあまり家から出れず

すっかり変わってしまったAのことを。

一人にしちゃいけない。

そう思ってひたすら彼女の元へ走った。

曲絵「A！！！」

インターホンを鳴らしてからドアをノックすると

すぐにドアが開いて彼女がでてきた。

A「あ、まえたん。ごめんね？遅い時間に」

曲絵「はぁっ、はぁ、…いや、大丈夫…だけど」

A「中入って？」

とりあえず前のような錯乱状態では無い事に

胸を撫で下ろして靴を脱いで上がった。

キッチンで紅茶を入れてAが目の前に座った。

曲絵「何かあった？」

A「ん、これ…」

差し出されたスマホには

おびただしい程の非通知からの着信

スクロールしても赤い文字が連なっている。

曲絵「何よこれ、どうしたの？」

A「今日、出掛けてたからスマホ見てなくて。帰ってから確認したらこんな事に」

曲絵「こんなことすんの、アイツしかいないよね」

Aは視線を逸らしてから

前に電話が掛かってきて会話した事を

口にした。