くれよん (ページ4)

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あ、、ページ4

『すみません、休憩いただきます。』

あれから数日が経ったけど

私は未だに

変化のない日々を過ごしている

学校へ行ってカフェでのバイトをして

毎日変わんないな。って

遅めの昼食を済ませて

小さくため息を漏らしてしまった時

休憩時間の終わりを告げるアラームが鳴った

『もうそんな時間か ... 』

少し重い腰を持ち上げて

店へと繋がる扉を開けた瞬間

先輩である鈴木さんの声が飛んできた

鈴木｢Aちゃん !! ごめんレジ入って !!

『あ、、はい』

いきなりだな～、なんて心の中で

呟きながらレジをこなしてふと顔を上げた時

窓際のカウンターに座る

見覚えのある顔が目に入った。

ヘッドホンを付けてなにやら

パソコンで作業をしている様子の彼は

レジに立ち数秒ほど視線を送った

私に気付くことはなかった。

休憩に行く前は居なかったし

少ししか減っていないアイスコーヒーを

見る限り私の休憩中に来たんだろう。

パソコンに向かう真剣な横顔を見たら

邪魔になるだろうなって

話しかけることが出来ずにいた。