20話 ページ20
あの後、雷李に抱えられて病院に運ばれた
『…もう春か』
雷李「…おはよ、A」
『さっきな窓のとこに蝶が居ったよ、早いな、時間経つのって』
雷李「そうねぇ、あ、あんたに良い話」
『ん?』
雷李「足がある程度治ってきてるからリハビリ開始だって、お医者さんあんたに言おうと思ってたんだけど寝てたらしくて言えなかったって」
『…ほんま?』
雷李「えぇ、ほんと」
『やっと…治るん…か』
雷李「泣かないでよ?あんたは笑ってるほうが…」
『似合うって言うんやろ?ふふ、おおきになぁ』
雷李「…ふっwあんたには適わないわねぇ」
私はスマホを取りだし文字を打つ
音無A@otonashi
お久しぶりです。音無です。
あのライブ以降お仕事ができず、早くしたいとうずうずしております。
今日私に嬉しいニュースがありました。足が治ってきたのでリハビリができるとの事。
私の声をいち早く皆さんに届けることができるよう、これからも励みます。
また皆さんに出会えることを。
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『…ま、こんな文章打っときながら私は面会謝絶してるんやけどな笑』
雷李「あんたは完璧主義者だからね、弱ってるところ見られたくないんでしょ?」
『なんでわかるん〜』
雷李「Aのことはよくわかってるつもりよ?笑」
『あ、私の名前トレンド入ってる』
雷李「あらほんと笑、音無Aの復活だって」
『…なんかはずい』
雷李「女の子ねぇ」
『いや女やわ!!』
雷李「じゃ私はそろそろ帰りましょうかね」
『もう行くん?もうちょい居たらええのに』
雷李「だーめ、私にも用があるからね」
そう言って雷李は病室のドアに手をかけた
雷李「安静にしてるのよ?」
『ふふ、はーい』
雷李「それじゃまたね」
そう言って雷李は部屋を出た
・
1人になった部屋は心細かった
いつも1人なのに、雷李が来てくれた日はもっと心細くなる
『そんだけ寂しかったってことなんかなぁ』
『…って考えてもあかんか、リハビリ行こ』
私はそう言って体を起こして部屋を出た
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猫築かなめ - 私も虐められた過去を持っていて共感できました、関西弁の歌い手さん?の方から来ました、声優も歌い手の方も大好きです!更新頑張ってください (2020年12月27日 12時) (レス) id: 8f5697df22 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - 土さん» リクエストありがとうございました!はい!頑張ります! (2019年8月24日 22時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
土 - リクエストに応えて頂きありがとうございます! 応援してます!更新頑張ってくださいね!!! (2019年8月24日 21時) (レス) id: 00839fa1e2 (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾(プロフ) - 土さん» コメントありがとうございます。私も昔に少しいじめられていてですね…この作品を作ろうと思いました…!リクエストありがとうございます!なるべく早く出しますのでお待ちを! (2019年8月23日 21時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
土 - リクエストです。 小野Dさんと神谷さんのDGSにゲストで出て欲しいです。 お願いします!! (2019年8月23日 21時) (レス) id: 00839fa1e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐の尻尾 | 作成日時:2019年7月26日 16時