関西弁の声優さんPart2

16話 ページ16

もう一度ステージへ出る



〈さぁ！最終決戦、皆さんペンライトの準備はよろしいでしょうか！！〉





私は思わず目を瞑る









もし負けたら？

ここまで応援してくれた皆に申し訳ない、どうやって恩を返せばいのだろう









…いやこんなネガティブになっていたら傷も痛む

私は両手を組む









・









〈結果は！！！〉









・









〈…なんということでしょう、会場一帯が水色で埋め尽くされました…！！！〉




水色…？





目を開ける









見えた光景は皆ペンライトの色を水色にしていた









『…うそ…』



するとはけていた拓也や良平さんが出てきた






江口「A！！！」

『っわぁっ！？！』

江口「おめでとう、おめでとう！！！」


『なんで拓也が泣いてんの…』

江口「だってぇ！！！」


木村「離れなさいっ！」

そう言われ拓也は良平さんに引き剥がされた









・









百々野「…なんでよ」



隣で百々野がそう呟く





百々野「なんであんたが勝つのよ…私の方が上なのに…なんでなんでなんで！！！！！」


『…これが私の力だからです。昔から真似っ子の貴方は私には勝てなかった、それだけです』



百々野「…うるっさいわねぇ！！」


そう言うと百々野はどこからともなくナイフを出した





隠し持っていたのか…





百々野「あんたがここから消えれば私は1番になれる！！そうでしょ！！！ここにはパパもママもいる！！！私は最強なのよ！！」


そう言い私に近付く








足が動かない…限界が来た…






拓也は良平さんに引き剥がされたから遠くに居て、走ってきても間に合わない、




…助けて、









・









・









羽ノ間「調子乗ってんじゃねぇぞ」


私の前には雷李がナイフを止めていた





羽ノ間「お前が最強？何言ってんだ、1番強えのは、怪我しながらでも歌って、踊って、それを皆に悟らないように隠して、ここまでやり遂げたこいつだろ！！」

羽ノ間「他の奴に見捨てられたって憎まなかった、ずっと信じ続けてたんだよこいつは！なんでか分かるか？」


羽ノ間「小さい時に居場所を無くしたこいつに！！居場所を作ってくれた奴らだからだよ！！」


羽ノ間「…俺はてめぇを許さない、てめぇの家族も全員なあ！！」

雷李はそう言い百々野からナイフを奪い押さえつけた

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