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ライブを終了して、ふぅと一息つく

『我ながら恥ずかしいことを言ったなぁ』

そんなことを思っていると手の中にあるスマホが震えた









『はい、Aです』

izw「すんごいこと言ってたなぁ」

『拓司か、てか聞いてた！？』

izw「勿論オフィスの皆で」



『…は？恥ずかしいことすんじゃないよ、まじで明日どんな顔して行ったらいいの』

izw「なんか理不尽じゃない！？てか俺が見つけたんじゃないし」

『じゃ誰が見つけたのよ』




izw「河村さん」

…やりやがったな、河村さん


『…明日高いもの奢ってもらお』

izw「お前もお前だな。でもまぁ、嬉しかったよ」

『何が？』

izw「俺お前に無理言って動画出させたじゃん。あれ後悔しててさ、出さなかったら良かったんじゃないかってずっと思ってたんだよね」

伊沢さんの声のトーンが下がった



『ま、私は拓司のお陰で道が拡がって、これからも恐らくだけど動画てると思うし。まぁ出たら出たで楽しかったから後悔しないでよ』

izw「…そうだな」

伊沢さんの声のトーンが戻った、良かった


『あ、後。どうせこれスピーカーでしょ？』

izw「なんでわかんの！？」

『雑音と声。静かにしててもわかるわ』


『んーと、そこに川上いる？居なくても言っとくわ、今回の件で悪いのお前じゃないし。責めないように。私は別に川上と髪色同じなの楽しいし嬉しいし、派手髪同士また染めに行こうね』

『こうちゃんとか山本くんとかふくらさんとか須貝さんとか、他の皆に髪色聞いて染めに行こ』

『あ、河村さんは私に高いもの奢って下さい』

kwmr「えぇ…Aさん鬼畜」

『どの口が言うんですか、全く』



『ま、そろそろ切るよ？拓司』

izw「あ、すまん。また明日な」

『また明日〜』



ブチッと通話の切れた音がする






『…全ての人間は恥をかく為に生まれてきた』


夏目漱石がこう言うように恥じらうことなんて気にしちゃだめだなぁ


『頑張らないと』

私はスマホを机の上に置き、間違えたクイズ、そして天文学の勉強を始めた

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