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『やっほ、待たせた？』
izw「んーん、来たばっか」

『てかもう酒入ってるの』
izw「まだ1本目な」

案内された個室へ行くと案の定お酒をもう開けてる伊沢さんが居た


私は烏龍茶を頼み、前に置かれてあるつまみを食べる
izw「飲まねぇの？」
『車だから。それに酔った拓司を送って行かないとだし』

そう、サシで飲むと毎度の如くこの人は酔い、私が送って行くというテンプレがある



『…で、今日はどしたの』

そう声をかけるとグビっとお酒を飲む

izw「…俺さQuizKnockのCEOじゃんか。んでメディアによく取り上げてもらって、でもそれは俺だけの出演が多くて。お前らにとってちゃんとCEO出来てんのかなって。確かにメディアに出ることが俺らのモットーなわけないし。でも俺だけ出演ってなんか、こう…」

『…私らに申し訳ないと？』
izw「…そんなとこ」

『…はぁ、いいか、拓司』
『少なくとも私はあんたが活躍してる姿を見るのが大好き。そこに自分が居たらもっとなんて思うことは無いんだよ。拓司が私達の才能や喋りや色々認めてくれてるのは嬉しいよ。でもそれがすぐに通用するかどうかなんてわからないじゃん』

『でもQuizKnockメンバーでクイズ番組に出たりさ、今年は年末にあるでしょ？地上波で。ならしっかりしろQuizKnockのCEO兼元東大最強の知識王、伊沢拓司』

そう言うと伊沢さんは目を見開いた。その後、にへら、と動画内でする笑みを浮かべた

izw「やっぱAには適わねぇな」

『ま、私ですから。…申し訳ないなんて思わなくていいんだよ。拓司の好きなようにしたらいいんだから』

izw「そんな甘やかしてるといつか俺天狗になるぞ？」
『いいんじゃない？もう天狗だし』
izw「そこは否定しろよ！」

他愛の無い話をしていると飲み物の飲むスピードが早くなる









・









・









『はーい、酔いすぎ伊沢。帰るぞ』
案の定酔いやがったこいつ


izw「やっぱ、QuizKnock立ち上げて良かった〜」

『そうだね。あ、勘定お願いします』

なんて毎度のことを私は楽しんでいる









・









『拓司家着いたよ、起きれる？』
izw「んーぁ大丈夫、ありがとな…てか、金、」

『あーいいよ、私の奢り。はい水、ちゃんと寝るんだよ』
izw「…なんでお前に彼氏が出来ねぇのか不思議だわ」

『ちょっと？嫌味か？ま、出来なくてもいいし、はーい帰った帰った』

izw「ありがとな。また明日」
『はーい明日』


そう言い背を向け帰った

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