駅で出会った彼は元推しでした

2話 ページ2

〈あっ、あの！センラさんですよね！〉


「あー…はは、ちゃいますよー…」



…おにーさん目が笑ってないですよ









まぁ簡単に説明すると


仕事が終わって車で家に帰ろうとする
↓
車を会社の駐車場(駅近く)に停めてたから駅に行く
↓
駅に着いた時になんか女の子とおにーさんが話してる
↓
おにーさんは明らか迷惑してる
↓
女の子それに気づいてない、猛アタック中

こういうことよ






しかもセンラさんて、私の元推しじゃないですか、今更関わるつもりは無いけど…まぁタスケマショカ









・









・









『ちょ、何やってるんですか？はよ行きますよ？』

「え、あ、」


〈ちょっと！！今私が話してるんだけど！？〉


『あぁすみませんねぇ、今にも先輩が帰りたそうな顔してたんで。あと迷惑そうな顔』

〈はぁ？？何言ってんの？てかあんたセンラー？迷惑かけてんのはそっちでしょ？？〉


『あんた気付いとらんの？ここに居られる方の目線ほとんどの人あんたに向いてんねんで？それにセンラー？何ですかそれ、知りませんけど』

あー…大嘘付いたわ




『迷惑？アホちゃいますん。迷惑かけてんのはあんた。ファンって言ったらいいんかな？ファンとしての恥じる行為やろ？それって』


そこまで言うと女の子は泣きそうな顔になる








『あー…泣かせたくて言った訳じゃないよ。ただこれからは気を付けてね。これで涙拭いて？』


そう言いハンカチを女の子に渡す








『先輩行きましょ』






「あ、うん」

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