関西弁の声優さん

44話 ページ44

あれから数日…いや、1ヶ月が経った


チケットの当落も既に発表済み。


そして、今日はライブの初日



私はこの1ヶ月の間、オリ曲を作って歌って、喉の調整をしてその繰り返しだった


私はまだ骨折は治っていない。ていうか悪化してる

無理に立ったからかな…それか百々野に骨折してる方の足を中心に蹴られたからか…？



『…考えても仕方ないか』



私はある引き出しを開ける









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『…空で見とってや、お母さん。お父さん。沙星。煌』


…唯一ある皆で撮った写真
多分私の誕生日の時の写真だろう



…皆笑顔だ









私は写真の隣に置いてある箱を取り出し開ける









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中に入っているのは先輩達から貰ったプレゼント達



ここにあるのは小物ばかり。
ピアスにペンダント、メイク道具やカラコン


部屋を見渡すと、服や靴、その他にも色々なものを先輩達がくれた









私は小物を綺麗に他のポーチに移し、服などを綺麗に畳む


数々の思い出が頭の中に蘇る








『…もう、泣かなくていいんかな』


いつの間にか泣いていた




私は服を濡らさないように涙を拭う







でも拭っても拭っても出てくる




ぽたぽたと服を、ベッドのシーツを濡らす









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あぁ、私ってこんなに弱くてこんなに脆い生き物なのか









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私は全部畳み終わって、部屋から出る









羽ノ間「…行くわよ」


『うん』




さぁ、始めよう









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私の…いや私達の反撃(ゲーム)を

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