39話 ページ39
百々野「ねぇ」
イベントが終わり舞台裏に居る時声をかけられた
百々野「何あのライブ?あんなの私がやるわけないじゃん」
『…へぇ…やらないんですか』
『それじゃあ”逃げた”ってことになりますね』
百々野「はぁ?何言ってんのよ。逃げてないわよ!第一貴方より私の方が何倍も何倍も上よ!?」
『…その何倍も何倍も上なのにライブはしないんですねぇ…百々野さん?』
百々野「はぁ!?!?」
私は肩を押されよろける
『ファンの皆の前で発表したけど百々野美紅は出ない。こんなの逃げた以外になんと言えばいいんですかね?』
百々野「チッ」
『それに上なら貴方が勝つはずですよね?試してみましょーよ』
百々野「えぇ、いいわよ!!!」
…かかった
『貴方が勝ったら私は声優を辞めます。私が勝ったら…貴方は声優を辞めてもらいます。簡単なルールですよ』
百々野はふんっと鼻を鳴らし背を向け歩く
『…あ、あと一つ』
『…私が勝った時は貴方の過去もバラさせてもらいますね…?』
この言葉は百々野には聞こえていないだろう
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『…痛い』
百々野に肩を押されよろけたとき折れている方の足に負担がかかった
『…雷李呼ぼかなぁ…』
私はズボンのポケットを探りスマホを取る
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すると突然目の前が明るくなった
誰かが来たのか…?
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『…なんで…ここ…に…貴方…が…』
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『小野さん…』
小野「捕まって?足折れてるんでしょ?」
『え、あ、そう、ですけど…』
小野さんはよいしょと言いながら私の前にしゃがむ
小野「僕は最初からAちゃんのこと信じてたから。最近会えなくて伝えれなかったけどね」
『でも、私の味方、し、たら…先輩、達が』
小野「大丈夫。そこまで弱くないよ?僕って。それに神谷さんも…宮野くんだって信じてるから」
あれ…私ってこんなに味方居たんだ…でも…
『…大丈夫、です…ライブが終わったら、私のこと、嫌って言うほど慰めてください、褒めてください…それまでは…私と…話さない…で…くださ…い』
皆は百々野のことをまだ知らない
一番怖いのは先輩達が百々野の父の標的になることだ
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狐の尻尾(プロフ) - 央花さん» またまたコメントありがとうございます。なるほど…。勉強になります。色んなことを教えて下さりありがとうございます! (2019年6月19日 0時) (レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 共演した事のある声優さんの場合、挨拶はしませんが…。 (2019年6月18日 22時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - アフレコブースに入る前に、監督さん達に挨拶をします。挨拶の仕方は、先程書いた先輩方への挨拶と同じです。 (2019年6月18日 21時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 新人声優のことについても、少し。新人声優は 他の先輩声優さんよりも、早く現場入りします。(先輩方が30分前だとしたら、その5分前)先輩方が来たら、先輩一人一人に挨拶をします。(○○所属、名前です。よろしくお願いします。) と言います。 (2019年6月18日 21時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 狐の尻尾さん» ありがとうございます。頑張ります!! (2019年6月18日 19時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐の尻尾 | 作成日時:2019年4月7日 15時