31話 ページ31
私はアフレコ現場の玄関にあるベンチに座ってる空を見ていた
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羽ノ間「なにぼーっとしてんのよ」
『雷李…』
羽ノ間「てか仕事は？」
『取られちゃった…はは』
私は苦笑いをしてそう言う
羽ノ間「はぁ…ん、これあげる」
『？何これ』
羽ノ間「どーせ朝から何も食べてないんでしょ？だから私の手作りのシフォンケーキよ。このぐらいしか今は無いけど、我慢してよね」
『…ありがと』
私は包みをとり一口食べる
『…ねぇ雷李』
羽ノ間「なぁに？」
『…辛いや』
私は片手に持っていたピアスの破片を見せる
『これね拓也とお揃いやったんやけどさ。鈴木さんに頬叩かれて落ちて百々野に踏み潰されちゃった』
私はピアスの破片を握る
『…私が辛い時にくれた物やってんけどね…』
また涙が出てくる
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羽ノ間「…泣き止め」
雷李はハンカチをくれる
羽ノ間「Aに涙は似合わねぇよ。笑顔の方が似合う。辛いなら俺を頼れ。力になってやるから。しんどくなったら辞めたらいい。それでAが笑顔になれるなら」
羽ノ間「でもお前は先輩方を守るため、百々野を潰すためにやり遂げる。それなら俺も協力はする」
羽ノ間「それでも…お前が傷付くようであれば俺はお前の大切な先輩方にも容赦はしない」
羽ノ間「まぁ要するに俺は」
そう言うと雷李は私の横髪を耳にかけ
羽ノ間「お前の笑顔が好きだからそれを守りたいってこと」
そう言い微笑んだ
『…ぷっ、何それ告白？』
羽ノ間「はぁ！？何言ってんの？私は女よ女！」
『あーはいはいwでも、ありがと。元気出たわ』
私は残っていたシフォンケーキを食べてピアスの破片をポケットに入れた
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百々野「あれ〜！まだ居たんですかぁ！」
『…うわ』
百々野は雷李に目を付けた
百々野「私、百々野美紅って言うんです！声優やってます！良かったらご飯行きませんか…？」
百々野は雷李に向かってそう言う
羽ノ間「あー俺彼女いるし」
百々野「彼女さん居るんですかぁ！それじゃあ彼女さんも一緒に行きましょーよ！」
羽ノ間「だってよ。俺の可愛い可愛い彼女さん？」
そう言い雷李は肩に手を回した
え？
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狐の尻尾(プロフ) - 央花さん» またまたコメントありがとうございます。なるほど…。勉強になります。色んなことを教えて下さりありがとうございます！ (2019年6月19日 0時) (
レス) id: f96d101ffe (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 共演した事のある声優さんの場合、挨拶はしませんが…。 (2019年6月18日 22時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - アフレコブースに入る前に、監督さん達に挨拶をします。挨拶の仕方は、先程書いた先輩方への挨拶と同じです。 (2019年6月18日 21時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 新人声優のことについても、少し。新人声優は 他の先輩声優さんよりも、早く現場入りします。(先輩方が30分前だとしたら、その5分前)先輩方が来たら、先輩一人一人に挨拶をします。(○○所属、名前です。よろしくお願いします。) と言います。 (2019年6月18日 21時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - 狐の尻尾さん» ありがとうございます。頑張ります！！ (2019年6月18日 19時) (レス) id: b4380a4d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐の尻尾 | 作成日時：2019年4月7日 15時
