関西弁の声優さん

16話 ページ16

私は家に着いてベッドに寝転ぶ

そしてスマホを出し文章を打つ

A達央さん
Aさっきはごめんなさい。少しイライラしてました
A許してくれなくても大丈夫です。ただ謝りたかっただけですから

既読はつくが返信が来ない



『…こりゃ確実に嫌われたな。既読無視て』

私ははぁとため息をつき電源を落とす



すると









ブルルルル ブルルルル




『！？…達央さん？』

私は電話が来たことに対してびっくりしたがそれ以上に達央さんからの電話にびっくりした

私はピッと通話ボタンを押す









鈴木「お、でた」

『…なんですか？用事が…？』

鈴木「ん？あるっちゃある」

『えぇ…』

鈴木「んじゃただ単にAの声が聞きたかったからじゃあダメか？」


こっんの…先輩…っ！！


『…すみませんでした』

鈴木「ん？」

『あんなこと言ってすみませんでした。許されないことはわかってます…』

鈴木「ん？あぁ、俺怒ってないぜ？」

『えっ』

鈴木「あ、もしかしてめっちゃ怒ってるって思った？w怒ってねぇよw相手がお前だったからなw」

『えっそうなんですか…？』

鈴木「おん、それに俺も悪ぃことしちまったしな」


達央さんは何も悪ないのに…そんなふうに思いながら話す



鈴木「あ、そうそう」


鈴木「今から飲める？」



『…はっ？』


鈴木「いやね？今さ色んな声優が居るわけよ。んでそいつらがAのこと呼べってうるせぇの。特に柿原と岡本ね」


『え、行きたいですけど…』

鈴木「ん、りょーかい。Limeにお店の場所送っとくから来いよー、んじゃあな」


『え、ちょっ』



ピッ




『…これは行ってもええのか？』


私はもう一度達央さんとのトークを見ると場所の地図が送られてきた







『…行こ』

私は財布とスマホとまぁその他諸々をカバンに入れて車の鍵と家の鍵を持って家を出た

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