第三百八十二話 ページ6
NOside
装置が起動したのと同時に目を覚ました、この時代の彼ら。
傷だらけの者もいるが、皆は笑っていた。
過去の自分たちがやってくれたことに、驚きと喜びを隠せないでいたのだ。
獄「……ところで」
山「ツナは……?」
正「ああ、一足先に地上に行ってるよ」
入江の言葉を聞いて、獄寺達は地上へと走り出した。
しかし、若干名そうしない人達もいた。
骸「アルコバレーノも、今回の戦いで死んだ人達も復活する。
ということは、この時代の師匠も生き返ってるんですよね?」
正「うん。Aさんなら、多分自室にいるんじゃないかな?」
雲「行くよ、骸」
そう言って彼らは駆け出した。
自分たちが敬愛してやまない、彼女のもとへ――。
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貴「そうですか……キョウヤと無事、再会できたんですね。過去の私は」
彼女は過去の自分が綴った手紙をそっと置き、キョウヤのリングを自分のポケットの中へと収めた。
彼女の首元には白と黒のおしゃぶりが力を放って輝き、手の中に現れたのは、この時代のツナが砕いてしまったボンゴレリング。
しかも原型に戻っていた。
綱「Aさん!」
骸「師匠っ!」
そこへ現れたのは、六人の守護者達とボンゴレボス。
そして、凪、犬、千種。
懐かしい顔ぶれに、彼女は思わず涙ぐむ。
貴「……もう、砕かないでくださいね?」
そう言って彼女は、ボスにボンゴレリングをそっと渡した。
綱「ごめんなさい、Aさん。
俺がもっとAさんの言うことをしっかりと聞いていれば、貴方は死ぬことなんてなかったのにっ!」
貴「……いいえ、貴方がボンゴレリングをたとえ砕いてなかったとしても、私はノントゥリニセッテの影響で死んでしまっていたでしょう。
それに、過去の貴方はちゃんと私を助けてくれた。
それだけで私は満足してますよ」
全ての行いを許すといったように、彼女は笑った。
だが彼女の笑顔は、次に聞こえてきた爆発音によってまた失われた。
骸「……なんか、跳ね馬と入江正一の叫び声が聞こえたような」
凪「A様……」
貴「しかたありません。皆で様子を見に行ってみましょうか」
そう言って彼女は、苦笑交じりでありながらもまた、笑った。
未来編 fin
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霧の守護者 - ものっすごく面白かったです!便新待ってるのでヨロシク御願いします! (2017年10月22日 0時) (レス) id: 85a4490bed (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さいね。待ってます! (2017年3月10日 22時) (レス) id: 058c745464 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - マカロンさん» コメントありがとうございます!よければこれからも、見続けてくれたら幸いです。 (2017年1月30日 19時) (レス) id: 9cc67b209f (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - 更新お疲れ様です! (2017年1月30日 17時) (レス) id: f2c2ccd8c9 (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 冬乃さん» 冬乃さん、合ってます。私が間違ってました。いや〜……今までずっとキャッバローネだと思ってました。キャバッローネなんですね。ご指摘ありがとうございました!直しときます!! (2016年12月27日 16時) (レス) id: 9cc67b209f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫 | 作成日時:2016年11月14日 14時