Snowy＊赤 ページ8
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真っ白な雪。
ある時、田舎に住む幼い私は雪だるまを作った。
「ママー、見て！大っきな雪だるま作ったの！」
“すごいね！パパにも見せよっか。”
小学生の私が作った雪だるまは、
いびつな形の雪だるまだった。
それでも、両親は大したものだと褒めてくれた。
次の日、また1人で雪遊びをしていると
『Aちゃん！遊ぼっ！』
少し年上の男の子がいた。
「お兄ちゃん、誰…？」
『僕は、冬休みだけここに来てるんだ！』
「そうなんだ！でも、なんで私の名前知ってるの？」
『Aちゃんのママに、聞いたからだよ！』
「お兄ちゃんの名前は？」
『僕は、しょーり！』
今、思い返せば不思議なお兄ちゃん。
それから、毎日のように遊んだ。
でも、お正月が過ぎ、冬休みが終わりを告げた。
しょーりくんは、都会に帰って行った。
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その次の年の冬、しょーりくんは来なかった。
その次の次の年の冬も。
ママに聞いても
“そんな男の子、見てないよ。”
と言われるだけだった。
私が雪だるまを作ったあの冬以降、
雪は積もらなくなった。
それと同時に、彼は訪れなくなった。
もしかしたら、"しょーりくん"は
雪の妖精、だったのかもね。
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ちょっと息抜きに書いてみました！
#strawberry
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#strawberry - ヴィーナスさん» ありがとうございます！私の書いているもう一つの作品とは異なり、甘酸っぱさが控えめですが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月8日 13時) (
レス) id: df5099d356 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィーナス - すごく驚いたけどとても面白い作品でした。これからも更新頑張って下さい！ (2018年1月8日 12時) (レス) id: 38a5ec980e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#strawberry | 作成日時：2018年1月7日 15時
