Clover＊紫 ページ5
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『Aちゃん、四つ葉のクローバー好きだよね？』
「うんっ！だって、見つけたらいいことあるんでしょ？」
『ねぇ、Aちゃん。
俺のこと、好き？』
「もちろん！風磨お兄ちゃんのこと、大好き！」
『じゃあ、Aちゃんが大学生になったら、クローバーの意味教えてあげるね。』
「クローバーの意味…？」
『そっ。楽しみにしててよ！』
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あれから、15年。
私は、大学1年生の終わり頃。
一方の、幼馴染の風磨お兄ちゃんは
もう、アラサー。
クローバーの思い出、懐かしいな。
結局、高校卒業のときは忘れて聞いてなかった。
今、聞いてみるか。
ベランダから隣の家へ。
「風磨お兄ちゃん！」
『お前、女の子なんだから…。
しかも、大学生になって未だにベランダから出入りするってさ、、、』
「んまぁ、気にしないで。
それで、聞きたいことがあったんだけど。」
『勉強？俺、もう大学の内容なんて忘れたぞ。』
「そうじゃなくて、
クローバーの意味。」
『…なんだ、それ。』
「昔言ったじゃん！
クローバーの意味、大人になったら教えてやる。って。」
『あぁ。…あれか。』
「覚えてるなら教えて。」
『いや、あれ結構恥ずいんだよな…。』
「いいから！」
『…笑うなよ？
クローバーのスペルは
cloverだから、cをsheに置き換えて、
she loverって、なるわけ。』
「…それで？」
『………
あの頃の俺は、お前が好きだったんだよ。』
「…中1が、幼稚園児を？笑」
『なんだよ、わりぃかよ？』
「今は私のこと、好きじゃないの？」
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『これ、やるよ。』
そう言って、くれたのは四つ葉のクローバーの栞。
『"she lover"
俺と付き合ってください。』
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#strawberry - ヴィーナスさん» ありがとうございます！私の書いているもう一つの作品とは異なり、甘酸っぱさが控えめですが、そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月8日 13時) (
レス) id: df5099d356 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィーナス - すごく驚いたけどとても面白い作品でした。これからも更新頑張って下さい！ (2018年1月8日 12時) (レス) id: 38a5ec980e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：#strawberry | 作成日時：2018年1月7日 15時
