恋愛対象外 ページ2
｢あﾞー、暑い｣
セミの声がうるさく鳴く夏。
夏は色々めんどいからな__そんなことを思う。
｢Aちゃーん♤｣
ひょろひょろとした声でお前は僕を呼ぶ
よりによってお前か。1番会いたくなかったな、
｢なんだよ｣
｢そんな冷たくなくても｣
｢僕はお前が嫌いだ、対応が悪くて何が悪い｣
僕はこの男が嫌いだ。殺したいほどに。
特に_______
｢でも僕の顔、好きでしょ？？♢｣
こういう所だ、！！！！さらにイライラする理由、それは本当にあいつの顔が好きだからだ。
事の発端は____少し前まで遡る、、
僕はやってしまったのだ。
最悪な場合を考えずに____
｢ヒソカーー｣
いつもなら直ぐに起きるヒソカが全く反応しなかった。
このまま死んどいてくれないかな、なんて思いつつ_
｢おいヒソカ、起きないならキスするぞ｣
少し経ってもヒソカは起きない。
我ながらおかしなことを言ってしまった。
最悪の場合取り返しがつかないかも、
｢あれ？キス、しないの？♡｣
突然の言葉に驚きが隠せなかった。心の声が漏れていたのではと心配になる。動揺したとこなんてこいつに見せたら絶対からかわれる。そう思い僕は余裕ぶった口調で言った。
｢は、誰がするか｣
｢君｣
ヒソカは直ぐに答えた
真っ直ぐに僕を見て。
そこで、いつものからかいじゃない、そう思った。
真剣にこっちを見てくるお前が少し___
いや、やっぱり僕もどうかしてるのかもしれない。
顔が少し火照っていることにも、気付かなかった。
｢ふざけんな｣
｢良いじゃないか♤この顔にその唇を付けるだけだよ♢｣
ほんと、よくそんな事が言えるな。
いつもいつもおかしなこいつにペースが乱される、
だからだろう。
言ってしまったんだ、
｢まあ、お前の顔,,は''好きだけどな｣
｢え、？｣
｢あぁ勘違いすんなよ？性格なんてクソ喰らえだ___｣
お前は僕の言葉を遮って
｢へぇ？僕の顔、好きなんだね♤｣
そこから全てが狂ったんだ________
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作者名：らりるれお | 作成日時：2023年11月20日 6時
