: 不安と独占欲 ページ3
.
君に出会ってからの1週間はとても速くて、
"嫌なことなんて忘れてしまうくらい"
そんなよくある表現だけど、本当にその言葉でしか例えられないほどだった。
いくら成績が悪くても、
いくら指名が入らなくても、君のためならば我慢できる、そんな気がした。やっぱり僕ってちょっと重いのかも(笑)
.
.
.
あれから一週間。
Aさんはあまりお酒を飲めず、あまり長居することもできないみたいだから、大体9時ぐらいに来店して11時ぐらいに帰っていく。
腕につけた、周りよりは随分と安っぽい時計を覗くと時刻は10時30分。
いつもならもう帰り支度をしている時間なのに。
まあ、Aさんだって立派な社会人だし…
それに、Aさんが僕を指名してくれるようになってすぐぐらいに、金曜日以外はほとんど残業だ、って言ってたし……
そう分かっているのに、
なんだろう、この不安は。
…もしかしたら僕に飽きちゃったんじゃないか
…もしかしたらもっと良い、他の男のところへいったんじゃないか
別にAさんは僕のものじゃないのに、
心の中にある独占欲がどんどん僕を埋めていく。
Aさんだってこんな男、嫌ですよね。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そらくま(プロフ) - サキさん» うわぁあ遅れてしまってごめんなさい( ; _ ; ) 本当に有難いお言葉、ありがとうございます・・・ 高評価ありがとうございます…！更新も精一杯頑張っていきますので完結までどうぞお付き合いください！本当にありがとうございます！！ (2016年8月10日 22時) (
レス) id: c695dce4a3 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - めっちゃおもしろいです！こんなに面白い作品が低評価なんて信じられません！！☆１０を押させていただきました。これからも頑張ってください！ (2016年8月8日 23時) (レス) id: bf09240795 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：そらくま | 作成日時：2016年8月8日 1時
