似た子 ページ13
「あの、さくらちゃん、きのう繁華街のぬいぐるみ屋さんにいた？？」
そう、挨拶の後に千春ちゃんに聞かれたけど…
「ほえ？昨日は商店街にAちゃんとお買い物には行ったけど、そのあとはおうちのお掃除してたよ？？」
『うん、昨日はさくらちゃんとずっと一緒にいたから間違いないよ？』
「そっか、やっぱり人違いだよね」
「どうしたの？」
少しホッとしたような感じだったのでさくらちゃんは気になったみたい。
「ううん、ちょっとねさくらちゃんによく似た子見ただけ」
『さくらちゃんに、よく似た子かぁ…』
「そういえばさくらちゃん、髪切ったんですの？」
と、うしろから知世ちゃんに話しかけられた。
「え、う、うん」
昨日のことを思い出したのかさくらちゃんは急に顔が真っ赤になってしまっていた
ふふ、純粋なさくらちゃん可愛いなぁ
「雪兎さんにね、切ってもらったの」
そう言いながら頬に手を添えて幸せそう。
「なにぃ？！？！」
どうやら後ろの席に座っていた小狼くんにも聞こえたようで雪兎さんの話に食いついてきた。
「気合負けしてはいけませんわ、ふぁいと！」
小狼くんの後ろからそっと近づいてきていた山崎くんが小狼くんを捕まえてくれていた。
「どうどう、今日の体育の授業バトミントンだって！それで決着つけるのはどう？？」
「はなせ！なんでそんなもんで決着つけなくちゃいけないんだ！」
「え？しらないの？バドミントンっていうのはね、古代ローマから伝わる由緒正しい決闘方法でね、負けた方はもうそれはひどい目に………」
山崎くんは嘘なのかほんとなのかわからなくなるようなトーンで話し始めた。
✩⡱✩⡱✩⡱✩⡱✩⡱✩⡱
そして体育の時間
「基本的な打ち方はもうわかったな、じゃぁ今日は試合やってみようか、最初は…」
「はい！」
そう言って一番に手を挙げたのは小狼くんだった。
「李、元気いいな！じゃぁ相手は…」
先生が見渡して相手を決めようとしていると
小狼くんはラケットでさくらちゃんを指した。
そのおかげで(？)小狼くんとさくらちゃんは見事
バドミントンで対決することが決まったのだ。
どうやら小狼くんは山崎くんの言っていた話を信じているらしい。
そして、二人はコートに入ってネットを挟み試合を始める。
「なんであの人がお前の家によく来るんだ。」
「あ、お兄ちゃんのお友達だもん！」
そんなことを話していると隣の高校も体育をやっていたのか雪兎さんが声をかけてくれた。
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くろにゃんこ(プロフ) - あいらさん» 遅くなってしまってごめんなさい！ゆっくりですがこれからも更新していきますのでよろしくお願いします！ (2019年10月13日 12時) (
レス) id: ea198e65bc (このIDを非表示/違反報告)
あいら - 更新、再開してありがとうございます！また楽しみが増えました、嬉しくて待ってます！応援します、頑張って下さい(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2019年8月3日 7時) (レス) id: 80c7172163 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろにゃんこ | 作成日時：2019年7月29日 18時
