1-9 星と出会うこと ページ9
まず最初に話したのは、屋敷のご主人だった。
「では、私から。私はこの屋敷の唯一の住人で、中城と申します」
何というか、金持ちっぽい雰囲気がまるで無く、偉そうな感じも全く無い、如何にも人の良さそうな老人だった。
続いて、中城の秘書らしき女性。
「江本と申します。中城様の、所謂秘書のような仕事をしています」
江本は深々と頭を下げた。
ハキハキとした話し方、言葉の丁寧さから、真面目な人だと感じられた。
そこからは客人らが座っている順に。
昴から見て右端の男性から名前と職業などを言っていく。
客人、1人目は、30代半ばくらいだと思われる男性だった。
「藤田、と申します。極普通の会社員をやってます。私が勤めている会社にこの手紙が届いたので、ここに」
ヘラリ、と何処か気弱そうな笑みを浮かべて言った。
屋敷を訪れた経緯としては、先程昴が聞いた三日月のそれとほぼ同じようなものらしい。
次は、藤田の隣の若い男性だった。
「・・・名前だけでも、いいんすよね」
彼は眉間に皺を寄せて尋ね、そして、
「名前は、上崎です」
名前のみを名乗って、終わり、としたようだった。
言いたくない、若しくは言えない理由があるのだろうか、と、そのまま流してしまう方が常識的だろう。
昴も不思議に思いはしたものの、当然そのまま次の人に移るのだろうと思っていた。
しかし、それに触れてしまった人が、いたのだ。
それは。
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文羽238 - 米子さん» すいませんw (2018年6月26日 0時) (レス) id: 4f24abb809 (このIDを非表示/違反報告)
米子(プロフ) - 文羽238さん» こんにゃく畑選びましょうよ。 (2018年6月26日 0時) (レス) id: fa2781bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
文羽238 - 米子さん» アンケート、「あなたは何と見る?」ってやつですかね? 普通ーに自分の家って答えちゃいましたw (2018年6月26日 0時) (レス) id: 4f24abb809 (このIDを非表示/違反報告)
米子(プロフ) - そういうことですか。 (2018年6月26日 0時) (レス) id: fa2781bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
文羽238 - 米子さん» おお、同時でしたかw(まあ、私のはちょっと書き換えただけなんですけどね・・・。) (2018年6月26日 0時) (レス) id: 4f24abb809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:文羽238 | 作成日時:2018年6月22日 23時