静かな幕開け ページ12
―――陰陽寮にて
A「結局、彰子は起きなかったね・・・」
昌浩「うん・・・あの後、シュウもどこかに行っちゃったみたいだし。はぁ、どうしたらいいんだ・・・」
もっくん「・・・あいつ、霊体なんだろう？なら、心配はないだろうさ」
昌浩の傍らで寝そべっていたもっくんが足の代わりに尻尾を振って答えた。
A「・・・ふふ、そうだよね。さーって、と。仕事おーわりっ♪」
昌浩「えぇっ！？は、早いだろっ！！」
筆を硯に置くAに、昌浩は思いっ切り突っ込んだ。
A「んー・・・そう？」
そんな昌浩に対して、Aはくすくすと笑っている。
もっくん「占いをしている時も異常なまでの早さだもんなぁ。見習えよ、晴明の孫」
昌浩「孫言うなっ！！！・・・よしっ、俺も終わったっ！」
『晴明の孫』という単語に過剰反応ながらも後片付けをする昌浩。
A「じゃ、帰ろうよ。・・・にしても、今日も平和だったね」
昌浩「そうだね。確かに、あれ以来異形たちの姿を見てない気がする。ね、もっくん？」
もっくん「ん？あぁ・・・そうだな」
A「・・・・・・この気配は・・・・・・」
Aが小さな声で呟く。
昌浩「・・・A？」
どこか遠くを睨み付けるAに昌浩が声をかけた。
A「・・・あ、ごめん。ちょっと・・・ね」
咄嗟にAは駆け出す。
昌浩「えっ、ちょっ・・・Aっ！どこに行くんだよっ！？」
A「今、あの子の気配がしたのっ！とても弱々しくて・・・私、行って来るっ！！」
そう言い残すと、Aは昌浩の呼びかけにも動ぜずに走り去った。
昌浩「俺たちも行こうか、もっくん」
もっくん「仕方ないな・・・まったく」
Aを追いかけるように二人(？)は走って行った。
だんだん、瘴気が濃くなっていく。
昌浩「くっ・・・これ以上は行けない・・・っ！」
何度か術を試してはみたが、効いた様子はない。
昌浩「A・・・無事でいろよ・・・」
それが本音だった。
私、あの子とお話をしなきゃ・・・ふたりだけで―――。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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蒼華(プロフ) - 霧屋沢拓馬さん» どうぞどうぞ！嬉しい限りです〜 (2012年6月16日 12時) (
レス) id: 9a673bea61 (このIDを非表示/違反報告)
霧屋沢拓馬(プロフ) - 蒼華さん» ありがとう!ところで・・・フレリス登録していいかな? (2012年6月16日 9時) (レス) id: c2e6e0686d (このIDを非表示/違反報告)
蒼華(プロフ) - 霧屋沢拓馬さん» どうもありがとうございます！まさか同じ作品を好きな方がいたとは・・・私でよければお友達になりましょう＾＾ (2012年6月13日 21時) (レス) id: 9a673bea61 (このIDを非表示/違反報告)
霧屋沢拓馬(プロフ) - はじめまして!!僕も少年陰陽師とイナズマイレブンＧＯが大好きです!大好きなアニメがコラボしていてとってもうれしいです!あの・・・、よかったら友達になってください!＞＜ (2012年6月3日 10時) (レス) id: c2e6e0686d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞雪(変更前：蒼華) | 作者ホームページ：https://twitter.com/#!/athshin_edge
作成日時：2012年5月25日 23時
