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作戦会議なう ページ11

「それで、共同戦線を張るからにはもう少しお互いを知る必要があると思うんですよね」

『もっともな事を言うじゃん…具体的にどうしたいの?うちにお泊りでもする?』

「何それ楽しそー」

「それもありですねえ」

くすくすと楽しそうに笑いだす双子。どうせうちには空き部屋もあるし、商品管理のための水槽もプールもあるし家の裏手はもう海だし…万が一三人の変化が解けても大丈夫だとは思うけど。

「とりあえずAさんの部屋で作戦会議といきましょう?」

ーーーーー

『はい、では改めて状況を整理して伝えようと思います』

「よろしくお願いします」

まず、マクダニエル家はウチの商品を贔屓にしている古くからの取引先である事。何故か祖父の代が初めて出会った時から既に見た目が変わっていない事。家族には見切りをつけられて広い屋敷に1人らしい事。どうやら元々は何かの研究者らしい事。正直、うちが契約を切った所で影響は出ないので条件さえ整えばいつでも切り捨てるつもりでいた事…etc。

「条件…ですか」

『ほんとは俺が学校行って安全確保してから、外堀埋めて証拠集めて警察にでも突き出そうと思ってたんだよなあ。実際俺、あいつに攫われかけた事あって父さんが敏感になってるんだ』

「は?やべー奴じゃん」

『でも話によるとあいつ泳げないっていうから、いっそ事故に見せかけて海に沈めてやろうと何度思ったか』

「早まらないで下さいね、そういう事は僕たちの方が適任ですので」

『いやお前たちの手は汚させねえよ流石に、あんな奴のために勿体ねえ』

ふむ…とアズールが思案顔で腕を組んだ。

「…要は僕たちの手をなるべく汚さず合法的に裁かれるように仕向ければ良い訳ですよね」

『何度か警察が訪ねたらしいけど、何故か皆口を揃えて"家の中に辿り着けなかった"って帰ってくるんだ。だから何かの妨害魔法でも使ってると踏んでるんだけど…俺の魔法、正体がわからないものに使うにはリスクが高くて』

まずはそれを攻略しない事には始まらないのだ。ユニーク魔法を使うための対価が何を必要とするかが想定出来ないと困る。

「…僕たちの魔法の話もするので、貴方の魔法も聞いて宜しいですか?大丈夫…そのための秘密保持契約も行いましょう」

そう言ってアズールが取り出したのは金の契約書とサインペン。

「僕のユニーク魔法…黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)はこの契約書を使って他人の能力を担保に契約を結べます」

『…へえ、面白いなそれ』

互いを知り己を知る→←悪徳商人撲滅部隊発足



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リュウヤ(プロフ) - かろさん» ありがとうございます。気の向くまま男子高校生してるだけのオクタです、長い目でお付き合いください。 (2021年2月20日 0時) (レス) id: 8b594e4d48 (このIDを非表示/違反報告)
かろ - とてもすき (2021年2月19日 18時) (レス) id: fdf5dcefbc (このIDを非表示/違反報告)
リュウヤ(プロフ) - 夜雨さん» ありがとうございます!年相応に青春(?)してるオクタヴィネルを目指してます…!これからもどうぞお付き合いください。 (2020年8月17日 23時) (レス) id: 441313cccd (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - オタクが凄い素敵です! (2020年8月17日 16時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
リュウヤ(プロフ) - かしゅーなっつさん» ありがとうございます!ちょっとオリジナル展開の更新手間取ってますが、気長にお待ちください。オクタ尊いです(合掌) (2020年7月27日 9時) (レス) id: 441313cccd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュウヤ | 作成日時:2020年6月28日 20時

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