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昔から雨の音は好きだった
トタントタンって傘を鳴らす雨の音が好きだった
「岩泉？」
岩泉「っ…お前今までなにしてたんだよ」
雨の中で懐かしい友達に会った
近寄ると相変わらずでかい背丈
バレー部の中ではそんなに大きい方じゃなかったと思うけど、私から見たらやっぱりでかい
「なんでここにいるの？」
岩泉「それこっちのセリフ」
「とりあえず入れてあげる」
岩泉「人の話聞いてんのか？」
大きな身長を同じ傘に入れてあげる
変な感じ
岩泉がスーツなんて…なんか…変な感じ
岩泉「時間平気か？」
「…うん」
岩泉「じゃあ、とりあえずこいよ」
きびすを返すみたいに傘から出て歩く後ろ姿
せっかく入れてあげたのに…
けどその後ろ姿を見るとなんだか昔を思い出した
もう何年も…何年も昔のことを
思い出してしまった
岩泉の隣にはいつも…
岩泉「ん…入れ」
「う…ん」
テラスの一番近くの席に、腰掛けてるのは確か…
花巻「ほら！やっぱり、山本さんだよね？」
「う、うん。えっと…花巻くんだよね？」
花巻「そうそう！絶対忘れられてると思ってたわ」
内心ホッとしてしまった
彼に…徹に会えるような度胸を今の私は持ち合わせてなかったから。
どかっと花巻くんの隣に座った岩泉はやっぱりなんだか不服な顔してた
岩泉「んで…聞かせてもらおうか。さっきの質問の答え」
「私が何をしてたかってやつ？」
私は答えないといけない
この5年…何をしていたのか
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ゆう(プロフ) - 夕霧さん» ありがとうございます！初コメ嬉しいです！まだまだ色々絡み合ってるのでなんとも言えませんがみんながいい方向に進むといいですよね！（他人事か！） (2019年6月28日 0時) (
レス) id: dc3752dd12 (このIDを非表示/違反報告)
夕霧(プロフ) - とても面白い作品で、続きが気になりました。自分のペースでいいので更新頑張って下さい！ (2019年6月27日 21時) (レス) id: 9f15091c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう | 作成日時：2019年6月9日 21時
