日常、客人とのご対面。 ページ5
結局、全員集合して、朝食兼遅めの昼食を摂っているんだけど…。
幸「跡部…どうしたんだろう」
貴「だよね、いくらなんでも」
財「遅過ぎるっスわ」
越「…息ピッタリっスね」
デジャヴ。しかも今度は自分も参加してるっていう。
とか言ってるうちに時間だって刻々と過ぎて。
貴「…食べ終わっちゃったね」
白「結局、跡部は来いひんかったな」
…どうしたんだろう、本当に。
……こうなったら、
不「確かめに行こう!」
幸「そうだね、行こう!」
…言うまでもなく決定稿になりました。まあ、私も言おうとしてたからいいけどね。
貴「ねえねえ、ここはどうかな、『書斎』だってさ」
滝「あ、そこは、跡部がいつも、練習メニューを作る時に篭る部屋だね」
とかなんとか額付き合わせてああだこうだ言って、決まって、さあ書斎へ出発!
貴「ってあれ、予想外に近かった!」
食堂から階段上がって曲がり角三つほど曲がって突き当たりを左に曲がってその二つ目の角を曲がった右から6番目!
謙「じゅーぶん遠いわ!!」
貴「うん、思った」
庶民感覚からしたらめちゃくちゃ遠いわ。
…ん? なんかうっすら開いてる。
柳生「どうやらこの中にいらっしゃるようですね」
仁「…じゃが、跡部以外にもう1人おるぜよ」
薄く開いた扉の間から話し声が聞こえる。
跡「だが、何故あなたがここに……父からなにも聞かされて……あなたは帰国次第本家の方に……ここでは満足なもてなしも……」
跡部の声。畜生、途切れ途切れだ。けど、なんか重要なお客なんだってことはわかる。
対するもう1人…スーツをビシッと着こなしてる男だ。足しか見えないけどねそこの本棚邪魔!
貴「っあ!」
かたん、扉が急に開いて、寄りかかっていた私は…いや、私たちは、一気に部屋に雪崩れ込んだ。やっばい、マンガみたいなミスしたわ。
跡「お前ら……」
侑「わ、悪かったわ跡部」
宍「お前があんまり遅えから…」
と、氷帝陣筆頭に、ささっと立ち上がって詫びの一言。一番下に敷かれて潰れてた私も、しゃがんだままで、
貴「ごめんなさいごめんなさい邪魔するつもりはなくて本当に…!」
顔を上げて私は凍りついた。
そんな私の肩を、精市が訝しそうに叩いて、
幸「…A……?」
??「A? やっぱりAか! どうして…こんなところに!?」
私が凍りついたのは、そのスーツの人と、視線が正面からかち合ったからだった。
貴「父さん………!」
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椿(プロフ) - NANOMANOさん» ありがとうございます!!! 私も、ツンデレコンビのデレは大好きです。財前君もっとデレろ…! (2014年11月6日 21時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
NANOMANO(プロフ) - 財前が可愛いです。ものっそい可愛いです。デレをありがとうございます。いつでも応援します!ファイト! (2014年11月6日 3時) (レス) id: f5d752c2cb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - キー子さん» ありがとうございました!! 続きは…うん、これ以上のカメですが、お付き合い頂ければ幸いです。 (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 七夕♪さん» 光栄です! こんなカメ足にお付き合い頂き、ありがとうございました! (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
キー子(プロフ) - お疲れ様です!日常にスポットを当てていて親近感がわくお話でした(^ν^)続編があるのならば是非また応援します!絶対!! (2014年11月1日 22時) (レス) id: 9a1f8b418f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椿 | 作成日時:2014年6月8日 19時