日常、続・誰にしようか。 ページ12
貴「突然ですが！」
越「ホントに突然っスね、なんスか？」
……ほんっとに生意気だわこの一年ボーズ…！
というのはまあ今に始まった事ではないので置いておいて。
貴「誰から探すのが一番かなぁ」
越「それ話す前にまずはここから出ないっスか？」
貴「あ」
我に返ると、微笑ましげにこっちを見守ってるメイド長さんが目に飛び込んできて、
貴「あの、お騒がせしましたー…」
静かに扉を閉めて、
貴「仕切り直し！ 誰から探すのが一番かなぁ？」
越「…って、言われても……」
まあ、だよな。いくらうじゃうじゃいるとはいえ、ここはフィールドが広過ぎる。ターゲットを一人に絞ったところで多分、大して意味はないだろう。
けどさ、
貴「誰かを探してる過程で他の人が見つかるかもしれないなら、まずは適当な標的に狙い定めてた方がよくない？」
越「いや別に悪いとは言ってないっス。……けど」
けど？
越「…例えば、いきなり手塚部長とか、乾先輩みたいな人標的にしちゃったら……」
貴「奇遇だな少年。私もそう思っていたところだ。うちの魔王やら副武しょ…部長やらデータマンやらみたいなのは多分なかなか見つからんだろうし」
越「今なんか言い間違ったっスよね？」
そこはサラッと聞き流せ。頼む。
越「……まあ、そうっスね。まさかあの人たちがヘマを踏むなんてことは…」
？？「うげぇえええええっ！！！」
………。
越「…………」
アレか？ まさかのフラグってヤツ？
いやでも、なんか尋常じゃなさそうな声だったけどあれ誰の声？
貴「どっちから聞こえた今。向こうから？ あれなんの声よ？ Gでも出た？」
この屋敷に限ってんなわけないか、と思いつつ、ジョーク混じりに隣を見たら、
越「まさか……いや、でも、こんな時には流石に………」
私より背の低い少年の白いキャップから僅かに覗く頬が青いっておいどうした血の気引いてんじゃないの！！？
貴「どしたリョーマ！？」
越「いや…まだ推測…いやでも……」
貴「とにかく行こ！ 向こうの方角だから、とりあえず食堂！」
ということで、精市から「動きが悪過ぎるよ！」と確実に言われる状態のリョーマを引っ張って食堂へ。
重々しく閉じた観音開きの扉を、押す。
貴「………開かない」
越「A先輩、これ引くんスよ」
あ、そうだったそうだった。
ということで、引く。
かるーく開いた。
その瞬間私は口をぽっかり開けて立ち尽くすことになる。
貴「……What？」
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椿(プロフ) - NANOMANOさん» ありがとうございます！！！ 私も、ツンデレコンビのデレは大好きです。財前君もっとデレろ…！ (2014年11月6日 21時) (
レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
NANOMANO(プロフ) - 財前が可愛いです。ものっそい可愛いです。デレをありがとうございます。いつでも応援します！ファイト！ (2014年11月6日 3時) (レス) id: f5d752c2cb (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - キー子さん» ありがとうございました！！ 続きは…うん、これ以上のカメですが、お付き合い頂ければ幸いです。 (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 七夕♪さん» 光栄です！ こんなカメ足にお付き合い頂き、ありがとうございました！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: f85a5f48fd (このIDを非表示/違反報告)
キー子(プロフ) - お疲れ様です！日常にスポットを当てていて親近感がわくお話でした（＾ν＾）続編があるのならば是非また応援します！絶対！！ (2014年11月1日 22時) (レス) id: 9a1f8b418f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2014年6月8日 19時
