終わらない愛を君へ (ページ4)

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｢お疲れ様でした！｣

監督｢お疲れ様Aちゃん！今回もよろしくね｣

｢はい！園田A、頑張っちゃいますよ〜｣

はは！期待してるよ
なんて肩にポンと手を置いて部屋を出ていった監督に続いて、スタッフさんも出て行く。

あの後、メインキャストである私と早川さん、薫ちゃんの3人と、監督と脚本家、その他何人かのスタッフで、顔合わせみたいなのが行われた。

簡単なスケジュールと、撮影場所。

全体的にはこんな作品のイメージで、こんな役作りをして欲しい。

そんな感じだったと思う。

あと他のキャストをもうすぐ発表するって言ってた。

あ、そうだ。さっき衣装さんに“あの事”伝えとかなきゃ。

不倫映画だと、シーン的にも隠せないだろうし

さっき部屋を出ていった衣装さんを探すけど、あんまり局内を出歩くことなんてないから、若干迷子。

撮影とかでよく来るくせに迷子とか、めちゃくちゃ恥ずかしくて言えない

だっていつもは葛城さんについていくし…

｢っわぁ、ご、ごめんなさい！｣

急に扉が開いて、ちょうど出てこようとした人とぶつかりそうになる。

びっくりした、心臓、止まるかと思った。

それは、出てきた人物のせい、だと思う。

？｢へっ！？Aちゃん！！｣