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平助「その、俺がこんなこと言っていいのかわかんねぇけど、土方さん本当はAさんのことすごく気にしててさ・・・でもこの前あんな態度取っちまったからAさんからの連絡に応えていいのかわかんないみたいで・・・だから最近ずっとスマホとにらめっこしてるよ。」

彼の言葉に全身がブワっと熱くなった。

何とも言えない熱さが、お腹から湧き出で全身を巡っていく。

土方さんが、私のことを気にしてる・・・?

思わぬ言葉に私はギュッと拳を握りしめて俯いていた。
なんて答えるべきなのかわからなかった。

平助「あんなに楽しそうな土方さん見たのは初めてなんだ。
本当はすごくAさんに会って謝りたいと思ってる。」

「・・っ!」

素直に嬉しかった。ほんの少しでも会いたがってくれているなんて。

私が悪いことをしたのに、謝りたいだなんて・・・。

もうきっと、嫌われてしまったと思っていたから―――――

平助「今から一緒に来てくれねぇかな?今ならまだ家にいるはずなんだ。」

行きたい。行ってきちんと謝りたい。

そしてまた何気ない私の日常にふわりと入り込んでほしい。

ただの”お客”と”カフェの店員”という関係でいいから。

そんな思いとは裏腹に、言葉は素直に出てはくれなかった。

会って、また不快な顔をされてしまったら・・・本当に二度と会えなくなってしまったら・・・

平助「大丈夫。土方さんは本当にAさんのこと特別に思ってるから。」

私の心を読んだかのように藤堂さんがそう言い
俯いてしまっていた顔を上げると彼はニカっと笑っていた。
その笑顔は嘘なんて微塵も見えなくて・・・私に勇気をくれた。

「行きます。よろしくお願いします。」

グッと覚悟を決めて、彼に頭を下げた。

どうなろうとも、きちんとけじめをつけなければ。


藤堂さんの運転するBMWの車に乗り込み、1週間ぶりに土方さんのマンションへ向かった。

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設定タグ:薄桜鬼 , 土方歳三 , 奈智   
作品ジャンル:アニメ
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土方優菜 - 土方さんガチ勢なので、1人赤面しながら悶えてました。裏も拝見しましたが、最高でした。 (11月5日 11時) (レス) id: 0bd3d38196 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - もーさんさん» お読みいただきありがとうございます!わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします! (2019年7月16日 10時) (レス) id: 6159359968 (このIDを非表示/違反報告)
もーさん(プロフ) - 土方さんが推しなのですごく面白かったです!!裏を読みたいのですが表示されません、、汗 (2019年7月16日 4時) (レス) id: dc934c0dc5 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - 桃香さん» お読みいただきありがとうございます!わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします! (2018年10月31日 9時) (レス) id: 21d901375a (このIDを非表示/違反報告)
桃香(プロフ) - とても面白かったです!!!裏を読みたいのですが表示されてなくて、、 (2018年10月31日 7時) (レス) id: e7856f2162 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈智 | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/home  
作成日時:2015年11月24日 19時

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