#26 ページ27
その日の夜、ゆりの仕事上がりに行きつけの飲み屋に行き、今までのことを全て報告した。
ゆり「なるほどねぇ・・・まさかそんないい感じになってえらいこっちゃになってるとは・・・」
ゆりはそう言って、目の前の焼き鳥を頬張る。タラリ、とタレがこぼれた。
午前中に帰って来て気の済むまで泣き崩れ、そのあとはすっかり眠っていた私。
顔はひどくむくんでいて、目元も腫れている。
「ゆりと会う前に、一度土方さんに電話してみたんだけど・・・
まったく繋がらなくて・・・」
ゆり「忙しい人なんでしょ？会社の社長さんだし・・・仕事が立て込んでるんじゃない？」
そうかもしれない、と何度も心の中で言い聞かせもう一度電話してみようと思ったけれど
もし、意図的に避けられているんだとしたら・・・と思うと怖くてできなかった。
ゆり「まぁ、お互い何か惹かれるものがあるんだろうなとは思ってたけど。
ここ数日で二人が急接近して、言い方は悪いけど急に邪魔が入ってパニックになったのかもね。」
「うん・・・でも土方さん、もうお店来てくれないかも・・・」
ゆり「まだわかんないじゃん。その送ってくれた人も”またお店に行くと思う”って
言ってたんでしょ？そんな風に思いつめちゃダメだよ。」
グイっとお酒を飲み干して、ゆりは新たにコークハイボールを頼んだ。
ちょこちょこと私も焼き鳥を頬張り、ゴクリゴクリとウーロンハイを流し込む。
ゆり「今更だけど、好きなんでしょ？彼のこと。」
「・・・・」
彼女の言葉に、私はコクリと頷いた。
胸の内を語っていく中で確実になっていった、”好き”というキモチ。
ゆりに改めて言われたことで、それはだんだんと現実味を増し私の心をいっぱいにした。
けれど今はそんなキモチよりも、まずは彼に不愉快にさせてしまったことを謝ることが先決だ。
「私、どうしたらいいのかな・・・せめてきちんと謝りたいんだけど・・・」
ゆり「うーん・・・難しいところだね。少なくともAに落ち度があることも間違いない。
だから彼からのアクションを待つのは違う気がするけど・・・
連絡しても無反応じゃねぇ・・・家に押しかけるわけにいかないし。」
『為すすべ無し』とはまさにこのことだろう。
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土方優菜 - 土方さんガチ勢なので、１人赤面しながら悶えてました。裏も拝見しましたが、最高でした。 (11月5日 11時) (
レス) id: 0bd3d38196 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - もーさんさん» お読みいただきありがとうございます！わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします！ (2019年7月16日 10時) (レス) id: 6159359968 (このIDを非表示/違反報告)
もーさん(プロフ) - 土方さんが推しなのですごく面白かったです！！裏を読みたいのですが表示されません、、汗 (2019年7月16日 4時) (レス) id: dc934c0dc5 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - 桃香さん» お読みいただきありがとうございます！わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします！ (2018年10月31日 9時) (レス) id: 21d901375a (このIDを非表示/違反報告)
桃香(プロフ) - とても面白かったです！！！裏を読みたいのですが表示されてなくて、、 (2018年10月31日 7時) (レス) id: e7856f2162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈智 | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/home
作成日時：2015年11月24日 19時
