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そこは、多くの人が行き交う街中の少し外れにあるお店。
石畳がゆるく曲線を描く道を抜ければ、入り口へと繋がる。
「いらっしゃいませー！」
カランカランと優しい鈴の音を響かせると、中から元気な店員さんの声が聞こえ
カジュアルチックな店内へと案内してくれる。
――――――――――
今日も、店内はたくさんのお客様で賑わっている。
「いらっしゃいませ。よろしければご注文お伺いします。」
ここ、『カフェ エルトリック』で私は働いている。
街外れではあるが、クチコミで噂が広がり、隠れ家的カフェとして有名だ。
実は少しずつ全国に店舗を伸ばしており、平日でも店内は賑わいを見せている。
メニューはドリンクとケーキ、スコーンやパウンドケーキなどのお菓子。
軽食メニューとしてサンドウィッチやサラダ等も置いている。
レジでドリンクを注文すると、ドリンクをその場で作ってくれるという
最近流行りのシステムだ。
「ホットラテ１点でーす！」
ゆり「はーい！」
時刻は17時。ブレイクタイムも過ぎ去り、やっと店内が落ち着いてきた。
「ふう。今日も人多いねぇ。」
ゆり「最近のSNSでの広がりすごいもんね。
私らが働き始めた3年前はほとんど暇だったのに。」
私とゆりは高校時代の同級生で、ゆりの紹介で私もこの仕事を始めた。
高校を卒業し、ゆりは専門学校へ。
私は一度就職したものの、すぐに辞めてしまい、戻ってきたのだ。
それからもう1年になる。
「ほんと、3年前が懐かしいよ。」
カランカラン
そう言ってゆりと駄弁っていると、来店を知らせる鈴の音が鳴り響いた。
「いらっしゃいませー！」
いつもどおり元気に挨拶をして入口に目を向けると
そこにはいつもこの17時過ぎにやってくる常連さん。
気品あふれる佇まいとうっとりしてしまうようなセクシーなオーラを放つ常連の彼。
年齢は27、8だろうか。後ろにはいつもガタイのいい男性を引き連れている。
「いらっしゃいませ。今日もホットの豆乳ラテを？」
？「あぁ。それとこのカップケーキを頼む。」
「かしこまりました。お会計820円です。」
彼はいつもホットの豆乳ラテを頼み、空いていれば窓際の席でパソコンをしている。
時折怖い顔をしたり、電話をしたり、かと思えばすごい速さでキーボードを打っていたり
不思議と魅入ってしまいながら、私はいつも仕事をしている。
そしてふと気づくと、いつの間にか帰っているのだ。
そんな不思議な光景も私の一日の1つだった。
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土方優菜 - 土方さんガチ勢なので、１人赤面しながら悶えてました。裏も拝見しましたが、最高でした。 (11月5日 11時) (
レス) id: 0bd3d38196 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - もーさんさん» お読みいただきありがとうございます！わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします！ (2019年7月16日 10時) (レス) id: 6159359968 (このIDを非表示/違反報告)
もーさん(プロフ) - 土方さんが推しなのですごく面白かったです！！裏を読みたいのですが表示されません、、汗 (2019年7月16日 4時) (レス) id: dc934c0dc5 (このIDを非表示/違反報告)
奈智(プロフ) - 桃香さん» お読みいただきありがとうございます！わかりにくい表示で申し訳ありません。URLをお送りしますので、そちらからお願いします！ (2018年10月31日 9時) (レス) id: 21d901375a (このIDを非表示/違反報告)
桃香(プロフ) - とても面白かったです！！！裏を読みたいのですが表示されてなくて、、 (2018年10月31日 7時) (レス) id: e7856f2162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈智 | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/home
作成日時：2015年11月24日 19時
