化学反応。ー正反対の２人ー (ページ2)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:9,358 hit

1ーSIDE：TAEHYUNGーページ2

「テヒョンくん、私と付き合って下さい！」

『うん、良いよ。付き合おっか』

返事を聞いて涙を浮かべる女の子。

正直言って、この子には全く興味は無い。

ただ、俺にとって都合の良い女になるだけなのに…嬉しそうにしちゃって…バカみたい。

『おかえり、テヒョナ』

『ジミナ』

『で、告白の返事は？』

『勿論OKしたけど』

うーわ、その女の子可哀相

なんて言ってる

大親友のパク・ジミン

『流石“女泣かせ”って呼ばれてるだけあるわ』

自分で言うのもなんだけど

この外見のおかげで

女の子関係には不自由してない。

告白してくる女の子は来るもの拒まずで受け入れてる。

だから、今…俺には彼女が何人も居るのだ。

…まあ、勿論……欲を満たす目的のためだけで付き合ってるんだけど。

『ほんっと、最低だよなお前は』

『でも、そんな俺でも…お前は突き放さないでいてくれるじゃん』

『まあ、俺はが離れたら…完全に友達居なくなるじゃん、お前』

『…ジミナ、大好き』

『うわ、気持ち悪』

『え、俺結構本気で言ったつもりだったんだけど…傷つくわ』

２人でそんな会話を繰り広げていると

後輩のジョングクが教室に入って来た。

『何だか楽しそうですね？』

『あ、ジョングガ』

チョン・ジョングク

俺の可愛い可愛い後輩であり

…ジミンの恋人。

『さては…テヒョニヒョンと浮気してましたね？』

『え、あ…いや、そんなんじゃなくて』

『ふふ、冗談ですよ？本当、ジミニヒョン可愛すぎ』

『こら、ヒョンをからかうものじゃありません』

……見せつけてくれるよね、２人とも。

教室で繰り広げられるイチャイチャに

瞳を輝かせている女生徒。

まあ、ジョングクはかっこいいし…ジミンは可愛いもんな。

女子は、この２人の絵面が美しいから嫌悪感を感じないんだろうね。

…まあ、俺には関係ないけどね。

やっぱり恋愛対象は女の子が良いもん。