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猫猫side
緑青館に壬氏さまが来た翌日、やり手婆は上機嫌で館内を走り回っていた
なにやら大きな身請け話がまとまったらしい
大きな…と言われれば三姫と呼ばれる誰かか…
まさかもう李白さまが白鈴小姐を…と少し期待したけれど
白鈴小姐はそんなに慌ただしい様子もなかった
「白鈴小姐、誰が身請けされるんだ？」
気になって聞いてみれば
白鈴「あら、猫猫知らなかったの？Aよ」
「え、A小姐！？」
嫌な予感がすると
まさか身請けしたのは…
白鈴「運命よねぇ…幼い頃から思いあってたなんて」
幼い頃から？
どういうことだ？
そういえば朝からA小姐が見当たらない
A小姐に会えたのはそれから２日後だった
「A小姐！？身請けされるって」
A「猫猫…、ええ、そうなの」
A小姐は少し複雑そうに笑っていた
まさかあの変態野郎、A小姐を無理やり…
いやでも奴は宦官…
握りしめた拳に力が入る
A小姐はわたしの1つ年上で姉妹のように育った
綺麗で優しくてどの芸ごとも秀でていて自慢の小姐だった
一緒にいることが多かったからか、周りから雰囲気が似てると言われたこともあるが
どう見てもA小姐とわたしは似ていると思えないほど
A小姐はどこを見ても完璧だった
緑青館の三姫はそろそろA小姐を入れて四姫になるのではないかとも噂されるほどだった
A「猫猫は、壬氏さまのこと…どう思ってる？」
頭の中で色々と巡らせている中、言葉を発したのはA小姐だった
「え？どうって…。面倒事を持ってくる上司…みたいな」
A小姐の質問の意図が分からない
A「…慕っていたとか…」
「は！？なんでそうなるんだ！？」
有り得ない
…いや、でもあの宴会のあの状況からすれば
そう思われても仕方がなかったのかもしれない
「断じてない！というか、A小姐は本当に…」
数日前に白鈴小姐が言っていた言葉を思い出す
A「ええ、ずっと待っていたの、彼を」
そう笑うA小姐はいつにも増して綺麗だった
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シホ(プロフ) - 求めていた壬氏様に出会えました！とても好みの内容で幸せです！ (1月4日 14時) (
レス) @page45 id: 2de7cdac1e (このIDを非表示/違反報告)
xxximmmmmxxx(プロフ) - ♡ (12月4日 7時) (レス) id: 0c1ea22a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2023年12月3日 12時
