深夜2時 ページ46
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Aねえ、今暇?
ドライブ連れて行ってよ
いじゅからのメッセージに秒で既読をつけた。
今暇？って夜中の2時だぞ、と小さく笑いながら返信する。
Ryo迎えに行く
20分ぐらいで着くから支度してて
いじゅの家の付近に着くと彼女は律儀に家の前で
待ってくれていた。
体が冷えるだろうし何より危ないでしょ…。
『お疲れ〜、さっきぶりだね』
そんな俺の心配など知らず、
へらへらと助手席に乗り込むいじゅ。
さっきまでザ少年倶楽部の生放送があったから
顔を合わせるのはさっきぶり。
お邪魔しまーす、と言いながらシートベルトを閉めた。
「まじで危ないからちゃんと家の中で待っててくれない？」
『夜中の2時にこの辺ウロウロしてるやついないよ』
「ウロウロしてないからこそ危ないんだってば…も〜……」
次から気をつけるね、
と反省などしてなさそうないじゅが笑う。
車を適当に走らせる。
車内には他愛もない話と、
いじゅセレクトのいい感じの洋楽が流れていた。
『ねえ、後でコンビニ寄って』
「ん、そこでい？」
『うん、いいよ〜』
コンビニに車を停めると、ちょっと待ってて！
と言って俺を置き去りにした。
今日俺誕生日なのに、彼女に振り回されてる気がする。
まあ日常茶飯事だし悪い気もしないけれど。
しばらくして、いじゅが帰ってくる。
助手席のドアを開けながら彼女は
ハッピーバースデートゥーユー
と滅茶苦茶に日本語発音で歌っていた。
『はい、ロウソク消して』
「ないじゃん」
『イマジネーション！』
差し出されたコンビニのケーキに向かって
ふーっと息を吹く真似をすれば満足気ないじゅ。
『涼、お誕生日おめでとう！大好きだよ』
「ありがと。俺もAのこと、好き。大好き」
目を見てそう言えば照れたのか、目を逸らしながら
もう帰ろ、眠たい
なんて言い出す。全く、誘ったのはそっちだろ。
誕生日の夜中に連れ出し、サプライズがコレ？と
普通の人は思うかもしれないけど。
俺にとっても大満足な誕生日の始まりだと思う。
だって、Aと二人で誕生日の時間を過ごせるなんて
贅沢すぎるでしょ？
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366(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます♡ (2022年9月3日 10時) (
レス) id: 398b640a83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 井上瑞稀君と橋本涼君と高橋優斗君推しです最高ですコロナと熱中症で体調などにも気をつけてくださいね (2022年8月28日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：366 | 作成日時：2021年8月29日 8時
