新章 ページ11
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優斗明日ちょっといい?
そんな連絡が入ったのは年明け前のこと。
個室のあるカフェでの待ち合わせに遅れないように家を出る。
店に入ると優斗だけじゃなくて、HiHi Jetの橋本くん、井上くん、猪狩くんもいた。
『 お疲れ様です〜。
皆さんお揃いで、どうしたんですか 』
高橋｢ 折り入ってお前に話があるんだよ ｣
いつになく真剣な表情の優斗にこちらも緊張感が走る。
何の話だろう。
高橋｢ 俺たちと一緒にグループ活動をしてくれないか ｣
あまりにも急な話だ。
確かに私は、今は事務所にとっても唯一無二の存在。
グループに所属する可能性がないこともないだろうと
どこかで呆然と感じていた。
加入するだけで話題になるわけなのだから。
もちろんいい方にも悪い方にも、だけどね。
しかし、昨今の女優業を見ればわかる通り
私も行く行くはそっちに熱を注ぐ道へ進むことことを
信じてやまなかった。
そう思っていた矢先のグループ加入の話。
『 …………ドッキリ？ 』
率直な感想を言葉にすると、
さっきまでの緊張感はどこへやら。
猪狩くんがブホッと吹き出した。
猪狩｢ なんか気抜けるわ！ ｣
橋本｢ この緩さも優斗の見込んだとこなの？ ｣
高橋｢ HiHi Jetにいいゆるさを
もたらしてくれそうじゃない？！ ｣
なんて盛り上がる３人をよそに、
険しい顔をした井上くん。
あまり話したこともないし歴もだいぶ上の先輩だし
正直めちゃくちゃ怖い。
橋本｢ 瑞稀、そんな顔してないでなんか言いなよ。
いじゅ怖がってるよ？ ｣
井上｢ 正直俺、まだお前のこと
認めてるわけじゃないからね ｣
高橋｢ ちょ、瑞稀くん ｣
止めようとする優斗を橋本くんが手で制す。
" いや、止めさせなよ！ "
と私の中のヘタレが大声で叫ぶ。
井上｢ だけど他の3人が強くお前のことを推すもんだから、
俺も根負けしたわ。お前に賭けてみるよ。
どう、一緒にやらない？ ｣
『 ………私でよければ、よろしくお願いします 』
深々とお辞儀をした私。
顔を上げれば、4人が太陽みたいに笑っていた。
私の人生の新章が始まるんだなって感じたことを
今でも鮮明に覚えている。
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366(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます♡ (2022年9月3日 10時) (
レス) id: 398b640a83 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 井上瑞稀君と橋本涼君と高橋優斗君推しです最高ですコロナと熱中症で体調などにも気をつけてくださいね (2022年8月28日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：366 | 作成日時：2021年8月29日 8時
