３７話：生存 その４ ページ39
野火丸「あ、それがわかったならそんな気持ち悪い呼び方しなくて結構ですよー。僕は自分のためにあの狐に付き従ってるだけですので
あ、あとこのこと…絶対に誰にも言わないでくださいね。いいですか？」
否とは言わせないと顔が怖い野火丸くんから圧がかかる。
『わ…わかった』
気圧されてそう答えると野火丸くんがにっこり笑って
「ありがとうございます！」
といって、どこかに去っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
帰宅後…
晶「たっだいまー！」
隠神「おう、おかえり…って織、どうした」
『ちょっと脱水症状起こしてるくらい。』
隠神「そうか。織は俺の部屋のベッドに寝かせといてやってくれ。お前らの部屋のベッドより広いだろ？いやー、それにしてもホッとしたよ。誰か死んでんじゃないかってドキドキしてたが…無事で何より。」
胸を撫でおろす隠神さんとは対照的に、きょとんとする晶と夏羽くん
晶「なんでそんなに心配してんの？カンタンな任務って言ってたじゃん」
隠神「…はあ？」
そういえば夏羽くんたちはこれが危険なこと知らなかったんだっけ
隠神「これは実際はかなり危険な任務なんだが…おいミハイ！どういうことだ？！」
ミハイ「どうもこうもあるまい。難しい任務だと言ったら此奴らは行かないだろう。しかし私の楽しみを奪った報いは受けてもらわねばならぬ。だから嘘をついて此奴らを行かせた。それだけのことだ。」
嘘ってストレートに言っちゃったよ。
晶「えーっ、じゃあカンタンな任務っていうのウソだったの！？ひどーい！ボクたち死んじゃいそーだったんだよ！」
『ミハイさん、今回のことはさすがにやりすぎだと私も思います。わざと衝突させるなんて』
隠神「もっと言ってやれ」
ミハイ「待て待ておかしい。褒められるのならまだしも責められるのは納得がいかない。考えてもみろ。隠神の庇護のもと簡単な任務ばかりこなしてお前らに成長はあるのか。私のおかげで一皮剥けたと考えるべきだ。」
『嘘をついて行かせた罪からその功績を差し引いたとしても、相殺まではいきませんよ。』
隠神「Aのいう通りだ。あと、夏羽たちを騙そうとするな。」
ミハイ「待て、A。お前は私に賛同していたのではなかったか？」
『”潜入”に賛同しましたがハイリスクの”戦闘”には賛同していません。』
ミハイ「裏切ったな」
『私の信頼を裏切ったのはどこの誰ですか？』
隠神「あとミハイ、お前まさか故意に衝突を起こしたのか？」
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もふたろ(プロフ) - マシュマロさん» コメント、ありがとうございます！私は野火丸くん推しです！ (2021年3月30日 14時) (
レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - とてもおもしろく読ませてもらってます！主さんの推しの怪物は誰ですか？教えてください。 (2021年3月29日 21時) (レス) id: ee3718be7d (このIDを非表示/違反報告)
もふたろ(プロフ) - すみません。初めて書いたので知りませんでした。ご指摘ありがとうございます。フラグは外したと思いますが、大丈夫でしょうか。今後は気をつけます。以後も気づいたことなどがあったら教えてください。お願いします。 (2021年3月25日 19時) (レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふたろ | 作成日時：2021年3月25日 16時
