３２話：湧き出るもの その４ ページ34
『そうはいきません。我々も依頼を受けて、仕事で来てるので。』
夏羽「怪物も人も生き物です。皆さんもご自身の生活のためにやっているのだと思います。
なので俺も…自分のために皆さんを止めます。」
夏羽くんがセリフを言い終えたところで、私が拳銃を蚊婆たちに向ける。
『あなたがたはどのみち
なので…せめて
レイカ「そう…交渉決裂ね…」
モモカ「ご、ごめーん！お姉ちゃーん」
場違いなほどに甲高い声が聞こえたのはその時だ
モモカ「あ、あいつ結構強いんだよ。」
マリカ「あ…あたしも片付け手伝うから…」
エリカ「あたしも！てか姉さんは休んでてよ。自分の尻くらい自分で拭…」
その瞬間、レイカがエリカの頭にブスリと針を刺した
「きっ…きゃあああああっ」
みるみるうちにレイカは三人の妹の脳を吸い尽くしてし、本性を現した。
レイカ「本当…妹って…自由で、調子が良くって…一人で真面目にやってる私がバカみたい…
ここは私の大切な食料庫。子供なんかに絶対渡さなくてよ。」
どうしようか。本気にさせちゃったけど
織「やるしかねぇっ！」
一番最初に仕掛けたのは織で、蜘蛛の糸の粘液を蚊婆めがけて投げたのだが、
蚊婆には容易く避けられてしまった。
レイカ「これは…目潰しのつもりかしら」
と、そちらの粘液に気が向いているすきに夏羽が針を狙ったのだが、
ガッチリと蚊婆に捕らえられてしまった。
レイカ「まあ、怖い子…急所をいきなり狙うなんて。」
じゃあ脳を音立てて吸うあんたも行儀悪いだろ。
そんなこと言ってる場合じゃないけどね。
すると、ブスリと蚊婆が夏羽くんに針を突き刺した。
もっとも、夏羽くんには血液もないし内臓は回復するから問題はないんだけど。
レイカ「あら、丈夫なのね。」
織「よっしゃ、そのまま抑えてろ！俺も手伝う！」
と、織も加勢しようとしていたのだが…糸が少ない。明らかに。
そのため、大した妨害にもならず、織ごと糸が払いのけられてしまった。
『織！大丈夫？』
近寄ってみると、織は気絶していたのだが、同時に脱水症状を起こしていた。
織の糸は体液でできているので、糸を使いすぎて脱水症状になったのではないか…
と考えていると、すぐそばに晶も吹っ飛んできた。気がつかなかったが、
晶も攻撃をしようとしていたらしい。
「織…晶…いいお友達ね。でも・・・死んじゃったらお終いね。」
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もふたろ(プロフ) - マシュマロさん» コメント、ありがとうございます！私は野火丸くん推しです！ (2021年3月30日 14時) (
レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - とてもおもしろく読ませてもらってます！主さんの推しの怪物は誰ですか？教えてください。 (2021年3月29日 21時) (レス) id: ee3718be7d (このIDを非表示/違反報告)
もふたろ(プロフ) - すみません。初めて書いたので知りませんでした。ご指摘ありがとうございます。フラグは外したと思いますが、大丈夫でしょうか。今後は気をつけます。以後も気づいたことなどがあったら教えてください。お願いします。 (2021年3月25日 19時) (レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふたろ | 作成日時：2021年3月25日 16時
