１３話：新宿二丁目の猫 その４ ページ14
まお「元・客だよ。そこのお兄さんと一緒。」
『誘惑状態にしてから憑いて猫にしたんでしょ』
まお「まあね。でも変だね。猫になっていないってことは誘惑しきれていないってことなのに。
まあいいや。届けてくれてありがとね」
そう言うとまおちゃんは猫へと姿を戻した。
さて、どう反撃したものか…そう考えていると、
夏羽「誘惑ではありません。恋です。」
と夏羽が言った。こんな時に何を…
まお「恋！？そりゃ残念だったね。私は見ての通り猫…」
『あ』
まお「あ？」
紺「捕まえた」
いつの間にか、紺がビルの上にスタンばってた。
織「おめー、いつの間に」
夏羽「すごい」
紺「だろう」
すると紺は、まおちゃんを夜野さんに差し出した
紺「お前の標的だろう。早く要件を言え」
夜野「う…うあ…！う…ウソみたいだけど…キミが…あのまおちゃんなんだね…ホントに…！」
すると夜野さんは例のポシェットを取り出した。
夜野「あ…！あの…これ…キミのために捕まえました。ネズミです。よ…よかったら…受け取って…
き…キミと出会うまで…ぼくは、何もない人間でした。興味のあることも…友達もなくて…
毎日…ただ息して動いてるだけ…ロボットみたいだった…まおちゃんは初めてできたぼくの…光なんです…ぼくを猫にしてください。人間の生活に、未練は無いです」
これで…いいのかな
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帰り道…
夏羽「あれで依頼は達成したのかな」
『一応依頼は「まおちゃんについて知りたい」ってことだったから達成はしたと思う』
織「それに、あの雰囲気じゃ二人きりにしといたほうがいいだろ。
ただ、人面猫たちのこともあるし報告はしないとな」
紺「紺は夏羽の首を手にするまで帰らないぞ」
織「うっ、そーだった…どーするつもりなんだ、隠神さん」
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『帰ったよー！』
晶「おかえりー！どうだったー？」
紺「早く首をくれ」
隠神「はいはい、約束ね。じゃー夏羽、ちょっとこっちきな。あと紺は、俺がいいと言うまで目を閉じていてくれ。」
紺「いいだろう」
えー、超怪しいじゃん。
隠神さんは夏羽の頭をフードで隠し、紺に夏羽の首(に変化させたみかん)を渡した。
紺「確かに受け取った。協力感謝する」
そう言って、紺ちゃんは帰っていった。
『隠神さん、あれじゃあすぐにバレるんじゃ？』
隠神「まあいいじゃないの。悪い子じゃないんだし。」
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もふたろ(プロフ) - マシュマロさん» コメント、ありがとうございます！私は野火丸くん推しです！ (2021年3月30日 14時) (
レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - とてもおもしろく読ませてもらってます！主さんの推しの怪物は誰ですか？教えてください。 (2021年3月29日 21時) (レス) id: ee3718be7d (このIDを非表示/違反報告)
もふたろ(プロフ) - すみません。初めて書いたので知りませんでした。ご指摘ありがとうございます。フラグは外したと思いますが、大丈夫でしょうか。今後は気をつけます。以後も気づいたことなどがあったら教えてください。お願いします。 (2021年3月25日 19時) (レス) id: de19fc35e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もふたろ | 作成日時：2021年3月25日 16時
