～桜夜月の今夜～ (ページ6)

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誘拐とかイワナイデページ6

Aside

…ということで玄関にいるのだが…

秋優「A様。どういつもりですか!!!!男の子を誘拐なんて!!!」

なΣ(゜Д゜)心外!!!

ってそうじゃなくて!!

貴「話しは後だ。この子の手当てをしたい。私の隣の部屋、洋風のほうな。そこに運ぶ。包帯、薬箱、冷えピタ、保冷剤持ってきて!!」

秋優「分かりました。桜、海斗は今家にいませんので千雪を連れて来ます。」

貴「頼む。」

そう言い私は部屋に向かった。

秋優&千雪「持ってまいりました。」

貴「ありがとう。それじゃやりますか。」

手当てが終わった。
しかし、火傷の跡は残ってしまうようだ。これでもまだ最初の時より跡は減っている。
もう少し早く会えればと後悔した。
男の子は穏やかな顔で寝ている。なぜあんな所に居たのか気になった。そういえばなんか保冷剤みたいなの持ってたな。案の定ポケットに水と化した保冷剤が入ってる。やっぱりこの状態で、近くに病院もないあの場に一人はおかしい。ま、起きたら聞いてみるか。

そうだ。急にこの狐の姿はまずい。しかも尾は10もあるから今にも締め上げられるとか思われるかな？？この子には思って欲しくないな。小さな狐に化けて尾も一つにすればいいよね。それで男の子が落ちついてそうなら今の姿になろう。