病み相談者【d!】 (ページ35)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:16,691 hit

.. ページ35

今日は相談室行こ。
そう決め家を出ると居たのはロボ先輩。

「おはよAさん、シャオロンは今日休みらしいで」

少し残念だな、なんて思ったり。

「そーなんだ、休み明けだと疲れるもんね…、行こっか」

「せやな」

学校へ着きロボ先輩と別れる。
何故か、なんとなく下駄箱から履き替えると手紙が落ちてきた。
綺麗な字で、宛名は私、書いた人は分からない。
取り敢えず持っていこうか、と中を読まずに持ち相談室へ向かった。

ノックをし、相談室に入る。
居たのは映見先輩。
制服をきちっと着ていて、似合っている。
他には居ない。翔くんは休みだろう。グルさんは…、分からない。
そう言えば話したい、とか言ってたな…。

「おはようございます、映見先輩」

「…嗚呼、Aさん、お早う御座います」

リュックを下ろしながら言うと読んでいた本をぱたりと閉じ此方に目を向け言う映見先輩。
近くの椅子に腰掛け手紙をあける。

「＿AAさんへ
　昼休み、屋上へ来て下さい。
　待ってます」

こんな手紙貰ったの…、ハジメテだ。
恐怖すら覚える。
何時の間にか近くに来ていた映見先輩も覗き込み怖いですね、なんて零す。
怖い。
行きたくないけれど行かなければ何があるか分からないから行くしかない。

勉強や話なんかは全く頭に入ってこなかった。
映見先輩の話もまともに聞ける気がしなかったので断った。

遂にこの時が来た。
扉を開ける手が震える。
怯えながらも屋上へ出るとまだ誰も居なかった。
ひとまずふぅ、と安心するのも束の間、がちゃりと音を立てて戸を開き誰かが入ってきた。

ー
ここから何個かネタ思い付いたので悩みます。
もしかしたら分岐。