......... ページ30
「痛っ…」
「あ、ごめんなさい…」
消毒液を塗り、手当てする。
専門の知識なんて無い素人だけれど、精一杯。
絆創膏貼って、取り敢えず終わり。
…話を聞こう。
「どうして、あんな所で？」
「…喧嘩売られた。けど俺は�猊堽匹犬磴覆き瓩�ら無視してたら連れられて殴られた」
一拍置き、泣きそうになっているのを我慢し私に聞いてくる。
「嫌いになった？」
と。
こんな事で嫌いになる筈ないのに。
しかも翠谷先輩は傷を負っても相手を傷つける事はしなかった。
それは凄い事なんだ。
「いえ、嫌いになる筈ないでしょう」
「…ありがと…俺…怖い、捨てられんの…」
曰く人と関わるとまだ最初は仲良く出来る。
けど段々変な噂に流されてみんな離れていく、と。捨てられるのだ、と。
「私は捨てませんよ」
「…え？」
「ふふ、私は絶対捨てません」
「一緒に、居てくれる？」
「はい」
翠谷先輩は途端に笑顔になり、やったー、と言う。
「…ゾム、ゾムって呼んでや、あとタメでええから」
「ゾム先輩？」
「おん、これからもよろしくな」
親が帰ってきてしまうからゾム先輩に声を掛け、送った。
買い物をしたかったのもあったし、何かあったら心配だから。
「ん、あんがとな、じゃ」
「うん、じゃあね」
先輩を送り届け、買い物をして家に帰ると、未だ親は居なかった。
だから急いで夕飯を作り、さっさと食べた。
風呂に入り、歯を磨き、ベッドにダイブすると、直ぐに眠りに落ちてしまった。
ー
急展開っすね…。
あと火曜乱雑に書きすぎた気がしてます。
ー
誤字をみつけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とある人の裏垢。 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月3日 23時
