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今日は火曜日。
明日は水曜、教室行く日。
せめて今日は楽に行こう。
「おはよ」
少し遅くなった私を家の前で待ってくれているシャオ先輩とロボ先輩に声を掛ける。
ロボ先輩は大袈裟にうぉ、と驚き、シャオ先輩はおはよ、と。
反応が違って面白い。
「おはよ、行こか」
「せやなぁ…、だるいわ…」
怠い。
いやもう本当に。
なんか朝から体調悪いし、学校なんか行きたくないっぴー！！！
「シャオ先輩は今日も水谷先輩と、」
言葉が詰まる。
サボリ、と言って良いのか、それとも…？
「おん、今日もシッマとサボるわ」
「あ、俺も行ってええ？今日は無理やわ」
「ん？あ、ええで」
楽しそう。
良いな。
3人、なのかな。
あ、前会った屋上かな。
だったら生徒も来ないしわちゃわちゃ出来るよな…。
「…おーい、どした？」
立ち止まってしまっていたらしい。
ロボ先輩が顔を覗き込み、手をひらひらと振る。
「え、いや、大丈夫、です…！ただ、楽しそう、だなって…」
少し早歩きになって言う。
なんだか気恥ずかしい。
「楽しいで、アイツ、煩いけどええ奴やし」
「っふふ、せやなぁ…」
にこにこ、と笑いながら言う彼等から、それ程仲の良いことが伺える。
そんなに仲の良い人、私には居ないから、羨ましい。
良いな。
「…あ、Aって教室水曜行ってんやっけ？」
「…？あ、はい…？」
「明日よな、辛かったら来てな、多分屋上居るから」
「えぁ、ありがとうございます…！」
憂鬱な水曜が、少しだけ楽しみに思えた気がした。
「それか今日も来たらええんちゃう？どうせ生徒なんか来おへんし」
ロボ先輩が言う。
とても嬉しいし、そうしてくれるのなら行きたい。
だけど…
「…行きたい、けど、あの、迷惑、じゃ、ないですか？」
「迷惑やないで、今日来るの多分俺とロボロとシッマだけやし、行くか？」
「はぇ…え…行きたい…です…」
「ん、じゃあシッマに連絡しとくわ」
嬉しい。
面識はある、から大丈夫。
相談室…、は、どうしよう。
…シャオ先輩達は教室、行くのだろうか。
「…あの、先輩達って一回教室、行くんですか？」
「行くで、やからそん時に相談室に声掛け行き？俺等で相談室行くから」
電話しているシャオ先輩の代わりに言う。
なら安心。
その後学校に着き、相談室に一声掛けてから屋上に行ったとさ。
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作者名：とある人の裏垢。 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月3日 23時
