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矢張りペアを組む人は大抵隣の席の人だ。
美人系ギャルの名前は
癖の敬語で話しているとタメで良いよ、なんて言ってくれたり、関西弁だらけの此処で標準語を話している…、なんて所から私達は仲良くなれたのだと思う。
けれど過去の事もあり何か企んでいるのでは、なんて考えてしまう自分が嫌いだ。
昼休み。
乃愛ちゃんが一緒に食べよう、と誘ってくれたけれど私は食べる場所を決めているのだ。
屋上、と。
人に食べている姿を見られるのがあまり好きではないと話すと、先生が解放してくれたのだ。
屋上へ行くと�狠�か�瓩�居た。
金髪で、上着は脱いでいてシャツだけ、腰に水色のパーカーらしきものを巻いてフェンスの向こうに立つ�狠�か�瓩�。
�猊當稔瓩覆藹�けなきゃ、と思うのだろうか。
�猊當稔瓩覆蘰┐化个垢里世蹐Δ�。
「…やなもん見るで」
金髪の人だろう、声を掛けられた。
物音で気付かれていたのか。
「…だからなんですか」
この返答が意外だったのか金髪の人は此方を向いた。
綺麗な青色の目。今はもう濁ってしまっているが元はビー玉みたいに綺麗なんだろうなぁ…。
「変な奴やな」
「ふふ、よく言われます」
金髪の人は私が気付かなかったフェンスの穴を通りこちら側に来た、
死ぬ気が失せてしまったのだろうか？
「…俺、
輝きを取り戻したか。
瞳はとても綺麗な青色。
綺麗だな、人間離れしたようなその姿。
「あっ…、AAと言います」
「Aやな、覚えたわ、Aになら話せる気すんねん、ちょい話聞いてくれん？」
「良いですよ、弁当食終わってからで良いなら」
そう、此処へは弁当を食べにきている。
だから話を聞くなら食べ終わってから。
といってもおにぎり2つだから直ぐに食べ終わるだろう。
「んー…、分かったわ、食い終わるの待つわ」
「ありがとうございます、さっさと食べちゃいますね」
さっさと食べ始める。
おにぎり2つなんて持ってきてしまったから。
1つだけでもうお腹一杯なのに、どうしよう。
そんなとき、ぐぅ、と音がした。
これは間違いなく水谷先輩の音だ。
お腹、空いてるのか。
なら丁度良い。
「おにぎり1個で良いならありますけど、食べます？」
「え？ええって、Aのやろ？」
「いや、もう食べられないので…」
「ほぉん、なら貰うわ」
渡すと直ぐに食べ終わってしまった。
余程お腹が空いていたのだろう。
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作者名：とある人の裏垢。 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月3日 23時
