なによりもあまいアイをきみに。【wrwrd夢短編集】 (ページ2)

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すとぉかぁ？/rb ページ2

ヤンデレ要素有り

最近ストーカー被害のようなものにあっている。
学校帰りに尾けられている感じがしたり、ラブレターが自転車の籠に入っていたり…
この感じだと家、バイト先、学校はバレているだろう。
走って撒く、その安直な考えだが良かったようで先程迄の視線、気配なんかは感じない。

……だが、全く知らない場所へ来てしまった。
分からない。此処が何処なのか。
少し散策するとバイト先に着く。
無我夢中になり走っていた為分からなかったが近かったらしい。
そんなとき店から同僚が出て来、どうしたん？と聞いてくる。
同僚_,ゾムは心配そうに私の顔を覗き込む。
それもそのはず。
今日はシフト入っていないし、汗をかき服、髪も乱れている。
私は極力迷惑を掛けたくなく、心配掛けたくないため大丈夫だよ!と明るく振る舞う。
すると彼はなんかあったら相談してや？と言ってくれる。優しい彼だ。
相談しても良いのではないか、そんな考えも浮かぶが甘えては駄目だ。
またね!と片手をあげ帰路につく。
ゾムは見えなくなるまで手を振っていてくれた。

……矢張り居る。
意を決し誰ですか？と聞くと彼は気づいてたん？と聞く。
たたた…、と足音が徐々に近付いてきて、俺はロボロやで！と彼は言う。
無視を貫いていると悲しいわぁ、と大袈裟にがくり、とする。
彼は一方的に話してくるが無視していると

「なぁ、なんで無視するん？やっぱ彼奴ゾムの事好きなん？
　まぁええわ、これから俺とずぅっっと一緒に暮らすんやし」

唐突に言ってきた。
その言葉はこれまでの世間話とは違う、理解するのに時間を要する。
…理解出来ない、と悩んでいるときに彼は近付き。

きっと、きっと微かにゾムの匂いがしたのは気のせいだ。
いや、気のせいにしたい。
だって、彼とゾムは____だったから。

「ええ奴やから×したなかってんねんけどな。
　“俺等”の邪魔するからやから」

その言葉を最後に私の視界は暗転した。