ノミンと同期の女の子2 (ページ6)

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特に理由がある訳でもないけど、オッパと話してる所を見られるのはくすぐったくて、こうしてジェヒョンオッパの元を早々に離れ、会いに行く。

『なあに？ジェノや』

あんにょん、私の優しい親友。

JN「.......大丈夫？」

『なに？笑大丈夫だよ。』

急に大丈夫かだなんて問いただすのは、きっと彼も私への世間の評価を目にしたのだろう。気にしなくても良いのに、なんて思ってはいてもやはり彼に心配されるのは少し気分が良かったりする。

「ジェミナも心配してた。」

そう言って、黙りきる彼は私よりも少し早い思春期を迎えたようだった。

『そんな事よりさ！ジェノは元気？最近忙しそうだし、体調には気を付けてよね。』

番組の放送後、なかなか以前のように会えなくなった私たちに思春期だとかいう成長が邪魔をしても、お互い思いやる気持ちは変わりない。

「.......元気だよ。笑」

それから、優しく微笑むところが変わらないのはジェノらしい。

『ねえ、ギュッてしてって言ったら怒る？』

別にそれほど辛かったわけでもないし、引きずっているわけでもないが、最近の私たちはあまりお互いに触れはしなかったから。

JN「.......仰せのままに。笑」

と言う、私の王子様らしいジェノの、少しずつ低くなっていく声と、ふわっと漂う心地の良い匂い、でもまだか細い手。

『いつもありがとう。』

ジェノのお陰で今日も頑張れる。

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