敵だと間違われて誘拐された件について【呪術廻戦】

夏油じゃなくて灯油なら… ページ1

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突然だが皆さんは不幸体質だろうか。




例えて言うと道を歩いていたらビルの塗装をしていたペンキを被るとか。




くじ引きで当たりが出ないのは当然の事、それに加えて参加賞すらも品切れで貰えないとか。




受験会場に向かう途中で通り魔にあって生死不明の重症で3ヶ月間眠ってしまうとか。




やっと目が覚めて外出許可を貰って外に出たら見た事もない知らない目隠し白髪男に腕を掴まれてすごい圧を向けられるとか。





そんな事あるわけないって？





それが嫌な事にあるんだよ。しかも白髪男の件はただいま直面しているんだってばよ。





「夏油とはいつ会った」




「ごめんなさい誰ですか」




「いいから答えろ。夏油とはいつ会ったか」





この人すごい圧かけてきますやん。




あと夏油って誰、灯油ならつい最近……と言っても3ヶ月前だけど見たよ。





「夏油って誰ですか」




「とぼけんなよ。お前から傑の呪力の残穢が感じられるんだから会った事は分かっている。」





傑？佐藤傑さんなら家が近所だったから知ってるけど……




呪力ってなんですか。厨二病？この人立派な大人に見えるけど人に迷惑かけるタイプの厨二病なの？




人に迷惑かける厨二病は早く卒業した方がいいと思うな。(by.高校入学できなかったBBA)





「呪力の残穢とか分かりませんし、もし知っていたとしても初対面でタメ口の乱暴者には教えませんね。」




「あ？」




「キレないでくださいよ、みっともない。」





やっべぇ、この人めちゃキレてる。




今まで何度も命の境目を通ってきて培った無駄な勇気と度胸がこんなところで役に立つとは。初めて役に立ったね。




夏油って本当に聞いたことも無い名前。
苗字…だよね？だけで人を判別して教えろとか本当に鬼畜すぎません？




取り敢えず今まで眠っていたおかげで打ち切りになった可能性のある漫画を把握するために少年漫画を買いに行きたい。




逃げようにも腕を掴まれてるから逃げれないし。





「ぜってぇ覚えとけよ。」




「えー怖。」





圧をかけたまんまこれ以上話していても無駄なことを感じとったのか男の人は退散して行った。




てか不審者に会うとか中学一年生ぶりかもしれない。




あの時はただただ時計を見せつけてくる変質者だったなぁ……







あ、名前聞いてないじゃん

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