知られたくない秘密 ページ24
優『神宮寺とAちゃん
確か家、近所だから
これからシフト一緒の時は
Aちゃんの事送って行ってあげて。』
事務所で岸くんが神宮寺くんに話しかける。
反対方向の岸くんに態々送ってもらうのは
毎回申し訳ないと思ってたし
岸くんも私の事を思って
頼んでくれたんだろうけど
正直バイト中も何となく神宮寺くんとは
気まずくて。
まだろくに二人で会話もしてないし
神宮寺くんだって迷惑だろうと思い断ろうとすると
勇『別にいいよ。』
意外にも神宮寺くんは
私と帰ることをあっさり受け入れた。
優『じゃあ神宮寺頼んだからな。
Aちゃんに手出すんじゃねえぞ。』
冗談混じりにそう言うと、手をひらひらと振って
歩いて行った岸くん。
「岸くんと仲良いの?」
勇『高校の時の部活の先輩で
卒業した後もたまに連絡取ってるって感じ。』
「そうなんだ。」
ダメだ。
会話が全く続かない。
「じゃあ私ここだからまたね。
ありがとう。」
愛想笑いを浮かべて
逃げるように家に入ろうとした時だった。
“ｶﾞｼｬｰﾝ”
勇『何、今の。』
突然部屋の中から聞こえた
凄まじい物音に
背中を向けて歩き出した神宮寺くんが足を止める。
「いや何か置いてたものが落ちちゃったのかな?
ごめんねびっくりさせて。」
誰かに知られる訳にいかない。
今度こそ中に入ろうと
ドアノブに手をかけると
勇『嘘つくの下手だよね。
誰?
中にいるの。』
神宮寺くんの目付きは真剣で
無視することなんて出来なかった。
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紫樹(プロフ) - 神宮寺と主人公がどうなっていくのかすごい気になります^ ^ 頑張ってください！応援してます！ (2017年3月5日 14時) (
レス) id: 6e3ce78be8 (このIDを非表示/違反報告)
恋(ren)(プロフ) - りこさん» ありがとうございます！ (2017年2月25日 14時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
恋(ren)(プロフ) - まいさん» ありがとうございます！ (2017年2月25日 14時) (レス) id: 4779cb5bc5 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 複雑ですねー。ドキドキしました！ (2017年2月23日 16時) (レス) id: cd0a4f2848 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 毎回楽しみに読ませて頂いてます！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 22時) (レス) id: 9eda4f6ff0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋(ren)
| 作成日時：2017年2月11日 19時
